前回からの続き、「白樺峠に行ってきました」後編です。
この日は3連休の最終日、訪れる人もタカに負けないくらい数が多かったです。
みんな、いい機材を構えてタカ待ち。ずらー!
スタッフの方がいらっしゃる場所には、えさ台が置いてあって、そこにコガラとゴジュウカラが来るのも可愛かったです^^
\ヒマワリいただき~!/
調べたら白樺峠は標高1,600mもあるそうで、行ってから初めて気が付いたのですが、白樺がたくさんありました。名前の由来だったのですね😅
標高の高い落葉広葉樹林帯にいそうな小鳥の顔ぶれなのも感激でした。
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さて、この日は時期的にはタカの渡りのハイシーズンでしたが、連日の雨でサシバがまだ到着せず。新潟県が朝からカラっと晴れていれば、直下流に当たる白樺でも数が出るようなのですが、私の滞在時間にはなかなかサシバの波が来ずでした。
とはいえ、何度かサシバのタカ柱が上がった様子も見ることが出来たので、個人的には満足です^^
\山の稜線から湧き出すサシバ/
その群れのまま、こちらに流れてきます。
柱ごと流れてくる様子を、わたしは初めて見ました。どーなってるん?
分かりにくいかもですが、一群がらせんを描きながらそのまま流れてくる感じでした。上昇気流ごと流されているのかな?
圧巻のサシバの数。
サシバってこんな鳥です。白樺峠の代表種!
ピーク時はこんなもんじゃないんだろうな・・・。白樺峠のサシバの数は桁違いですもんね。
散歩したりゴジュウカラ撮ったりしながらも、なんとなく数えたこの日のわたしの「ゆるカウント」では、サシバ150・ハチクマ150くらいだったのですが、しかーし!この日の白樺定点のカウント数はサシバが1,348羽!なにい?盛大に見落としている?と思ったら、多くは夕方の16:30以降に飛んだようです。
そんな、夕方からが本番なんてこと、あるのですか!?!? どうも、急な冷え込みでみなさん焦って渡って行ったようですが・・・これだからタカの渡りは・・・😝
帰りの行程もあるので、15時半ころに撤収しましたが、最後の最後にハチクマのきれいな成鳥オスが谷の中から上がってくる様子を見ることが出来ました。
\悠々と飛んできて…/
\旋回!/
↑ ↑ この角度が気に入ってる📷。
\空に出る/
この光景を見て、私はすごーく感動しました。
ひとつの命が、生きるために身一つで長距離の移動をする「渡り」。その時々の気象条件やいろんなものに左右されながらも、基本的にはひとつの目的地に向かって飛んで行く。その全身全霊さを、そしてそれを何食わぬ顔でやってのける自然の雄大さを、この目の前のハチクマから感じて、一瞬カミナリに打たれた気がしました。
やっぱり鳥ってすごい。
強くてたくましくて美しい。
楽しい観察だった上に、最後にこんな光景まで見られて、すごく神様ありがとうでした。
しばらくは白樺峠の思い出を胸に、生きて行けそうです^^
前後編、読んでいただき、ありがとうございました。
(おまけ)
ちなみに翌日の白樺峠はなんと6,000羽!!ろくせんばですよっ!!想像を絶する空なんだろうなぁ。六千羽。どこにそんなに溜まっていたものよ!
これだから・・・タカの渡りは・・・!!
以上です。