
公開日:2022年5月10日
更新日:2025年1月19日
ブログでお馴染み(?)「キッチンの窓から」シリーズですが、身近な庭にも四季を通じて様々な野鳥がやってくることに、バードウォッチングを始めてから気がつく事ができました。
我が家は新潟県中越地方の内陸部、周囲を田んぼに囲まれた一般的な集落(いわゆる田舎)にあります。

【こんなとこ】
見附市(みつけし)は、新潟県中央部に位置する市。中越地方に属し、県内で面積が最も小さい市である。市の東部には丘陵地帯、西部には平野部が形成されている。
年間の平均気温は約13℃であり、降水量は2,000mmを超える。
(Wikipediaより)
ここでは我が家の庭にやってくる野鳥と、観察した野鳥リストをご紹介します。
※鳥の詳しい生態などは図鑑や他のサイトを見てね。
庭にやってくる野鳥たち

ムクドリ
よく国道やお店の近くの街路樹や電線に大集合し、しばしば人間にとって迷惑とされる鳥ですが、田んぼのあぜで虫を捕ったり、我が家の庭で柿を食べたり、普通の鳥と同じように頑張って生きています。

ヒヨドリ
周囲に響き渡るにぎやかな声で「ヒーヨヒーヨ」といつも鳴いています。秋の渡りの時期と、庭の柿の実がなる時期が重なるのか、10月は30羽くらいの群れで、我が家の庭を訪れます。

モズ
厳冬期以外は庭で周年見られます。木のてっぺんに止まって「キチキチ」、可愛さとかっこよさをあわせ持つ鳥です。春が来ると庭の低木で巣作りをしています。

オナガ
集落を周回しているのか、時々現れては楽しませてくれる賑やかな野鳥です。真冬でも積雪が多すぎなければ集落に残り少ない木の実などを食べているようです。

スズメ
冬には数が減りますが、通年観察できる身近な野鳥です。梅の木に花が咲く頃に、しばしば庭を訪れては花をくわえて蜜を吸っているようです。夏には子連れで現れることも。スズメのヒナはポーッとしていて、心配になるくらいかわいいです。

キジ
地面で食べ物を探しながらうろうろしますが、こちらの気配に気がつくと早足で遠ざかります。足がかなり早いです。地面が雪で覆われる冬には見かける機会がぐっと減りますが、鳴き声は時々聞こえてきます。

キジバト
いつも家の前の電線で「デーデーぽっぽー」と鳴いていますが、キッチンの窓にはあまり姿を見せません。たまに現れると、地面で何かを探し歩き回ります。

シジュウカラ
山ではよく見かける小鳥ですが、家の庭には実はあまり来ないので、やってくると嬉しくなります。冬にはメジロやヤマガラと一緒に仲間でやってきたことがありました。

カワラヒワ
庭というよりどちらかというと家の前や電線にいるイメージです。庭にはたまに群れでやってきて、地面や隣家の瓦屋根の上で植物の実などを食べています。

ハシボソガラス
私にスルーされがちなボソちゃんですが(ごめんね)、柿の木にやってきたり、庭を歩いたりしています。早春にはせっせと巣作りのための枝を運ぶ様子が観察できます。

コムクドリ
繁殖期が終わった夏から秋にかけて、ムクドリの群れに混ざって庭を訪れ、ノブドウなどの実を食べています。オス・メス・幼鳥で色が違うので見ていて楽しい。

イカル
数は少ないですが、夏の終わり頃に時々現れては、やさしい笛のような声を響かせてくれます。部屋にいても声が聞こえると「おっ、イカルが移動してるな」。

マミチャジナイ
10月〜11月上旬頃、秋の渡りの時期に庭の柿の実を目当てにやってきます。ヒヨドリ・ムクドリに混じってツグミの仲間が見られるのはワクワクしますね。

クロツグミ
秋の渡り時期に、移動中の個体が柿の実にやってきます。クロツグミは夏鳥。夏の終わりにはもう渡りを始めていると思いますが、けっこう遅くまで見かけることもあり面白いです。写真はメスタイプ。

ツグミ
11月頃に我が家の庭に現れ、残っている柿を美味しそうに食べています。雪が降ってすごーく寒い日も、木に止まっている姿を見るとどことなく風情を感じます。冬の代表的な野鳥ですね。

シロハラ
冬になると現れるシロハラ。地面を跳ねるように歩き、ミミズなどの生き物を食べていますが、雪で地面が覆われると柿の実にシフトチェンジ。柿がなくなると見る機会が減ります。

トラツグミ
2025年の1月に初めて飛来。前の週に大雪が降り地面が雪で覆われたため、柿の実を求めてやってきました。ツグミとシロハラと一緒にいましたが、1.5倍くらい大きい!きれいな模様の野鳥でした。

ジョウビタキ
冬が近づく頃になると日本に渡ってくる冬鳥です。渡って来た冬の始めと、渡去前の春に多くやって来ます。見た目が可愛すぎる冬鳥界のアイドル、特にメスの愛らしさといったら・・・。上の写真はメスです。

アオジ
10月下旬頃になると姿を現す冬鳥です。「チッ」と鳴いて存在を教えてくれます。あまり逃げない個体もいて、見ていると愛嬌のある可愛い鳥です。

カシラダカ
ホオジロに似ていてちょっと地味な存在のカシラダカですが(そんなことない!?)、よく見るとおなかが真っ白でとても綺麗です。頭の羽が立つのでカシラダカ、そのまんまですね。

マヒワ
我が家の庭には紅梅が咲く頃にやってきたことがあります。毎年必ず来るわけでもなく、見られない年もあり。きれいなレモンイエローのオスは、モノトーンの冬景色を鮮やかに彩ってくれます。

アカゲラ
冬や春先などに移動中と思われる個体が時々現れます。木の枝や幹をうろうろして、採餌をしながらどこかに向かっているようです。庭でキツツキを見られるなんて、なんだかラッキー!
大きな実を飲み込むマミチャジナイ
2020年の秋は渡り途中のマミチャジナイが10/31~約2週間、柿の実を食べに立ち寄ってくれました。その際に撮った私の好きな動画を貼っておきます。枝の奥から実を持ってきて、まっすぐ喉に!丸飲みします^^
トラツグミがやってきた
2025年1月、マミチャジナイに次ぐ「庭でライファー」でした笑。前の週に降った大雪で、地面が積雪で覆われてしまったので、庭の柿の木に目をつけてやって来たようです。柿の木に入り浸り…木の上から時々、雪上に降りて、落ちた柿を食べたり、雪の積もっていない木の根元の地面をウロウロしたり、2日ほどいましたが、だいたい同じ行動をしていました。
観察リスト(PDF)
2018年9月〜2021年9月までの3年間の記録をまとめました。
窓から見える鳥のみ&気まぐれで書いたり書かなかったりです。見る時間は主に朝ですが、特に決めていないので、かなりざっくりです。
夏になるとほとんど書いていないのはなぜでしょう(暑くて開店休業)。
ムクドリ・ヒヨドリは年間通して多いですが、モズも負けじとよく出ます。
冬は、鳥も含めて生き物の気配があまりありませんが、新潟県の長くて薄暗い冬を越えた春には、一気に鳥達が増えるのが分かります。
まとめ
キッチンの窓からの観察メモのまとめを、備忘録も兼ねてここに残しておきます。
年間通して見られる常連たち、または季節によって入れ替わるように現れる鳥たち。春や秋の渡りの時期にはいろんな鳥が庭に姿を見せてくれます。
それは、うちだけじゃなくて、きっと皆さんのお宅も同じかな?と思います。地方によって、見られる鳥は変われど、意外に身近なところで、人の暮らしのすぐそばで、鳥たちもまた一生懸命に生きているのがわかります。
これからも、ちょっとした時に窓の外を眺める、何かいても、何もいなくても、そんな時間を大切にしたいなと思います。