実家に用事があったついでに、山へ行ってみました。
どこもかしこも大雪で、周囲の田畑もすべて雪に覆われている。遠くかすかにシジュウカラの声が聞こえるくらいで、生き物の気配はやはりないのですが、集落を流れる小さな川から「チッ」というアオジの声が聞こえる。
「川からアオジの声??もしや・・・」
集落の川はこんな感じの、昔ながらの小さな河川。川の両側に、降り積もった雪がせり出してきています。

↓ ↓ アオジがいたのは、ここ。

そう、せり出した雪の下、かろうじて草や土が出ている狭いところをオス・メスの2羽で少しづつ移動しながら採餌をしていました。

ホオジロの仲間は普段は主に地上を跳ね歩きながら、草の種や昆虫・クモなどを食べていますが、こんな風に大雪が降ると地面が雪で閉ざされてしまい、採餌できる場所が大幅に減ってしまいます。
それでも雪国を離れることなく、残されたわずかな地面をよりどころに冬を過ごす個体がいる。
以前も、冬にわずかに残った地面で採餌しているアオジを見たことがあり驚いたのですが、改めてその健気さに胸を打たれました。

私たちが地面なんてどこにもない、と思っていても、鳥たちはよく見ている。生きるために。強くて泣けてくる。

この2羽がどうか生きていけますように。春にちゃんと元気で北に帰れますように。がんばれがんばれ、アオジ。
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アオジ2羽を見ている時に、ふいに横切る第3の鳥。黒っぽくて、ミソサザイかな?と思っていたら、けっこう大きくて、川の中にじゃぼん!
カワガラスでした。

めずらしいな~。こんな小さな川でも、エサになる生き物がいるのだろうか。
カワガラスの繁殖期は早く、1月からさえずりやなわばり行動をするらしいので、2月の今もう彼らは繁殖行動をしているのかも知れない。ここで繁殖していてくれたら嬉しいですね。
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大雪の中でも鳥たちは懸命に命を繋いでいる。それを知っている私はなんだか少しだけ自分の人生を誇らしく思う。小さいけれど、ちゃんとそこに命があるのが見えるのだ。泣けてくる。
以上です。

