念願の白樺峠へ!前編(ハチクマいろいろ)

タカの渡りシーズンどんぴしゃな2024年9月23日(月祝)。

いつか、生きているうちに行けたらいいなと思っていた白樺峠に初めて行くことが出来ました。

そうです、あのかの有名なタカの渡りの聖地です。去年NHKの「ドキュメント72」でも放送された、あの白樺峠です。

新潟県が4日間雨に降られた翌日、まだ雨雲の残る地元を抜け出して、快晴の長野へ!

松本城で知られる松本ICで降りて、山の方へ向かう。道中の峠道が延々と30分以上続いて何度もギブアップしそうになりましたが(車酔い)、ぶじ白樺峠の駐車場に到着しました。このハイシーズンで駐車場は当然のごとく満車。すごい車の数で、関東・関西ナンバーのオンパレードでした♪

そこから15分ほど山道を登って、車酔いでフラフラな身に急坂はだいぶ堪えましたが、「この坂道を登ればそこは白樺峠!」と自分に言い聞かせて頑張りました。

もう少し、あと少し。

そして、、、

着いたーーーーーー!!!!

視界が開けた瞬間に、心まで「ぱあぁぁぁ!」となって、一緒に行った女の子と手を取り合う勢いで笑、喜びましたよね。

ここが・・・!!白樺峠っ!!!

もうただただ感動。タカが仮に1羽も飛ばなくても嬉しいのだ。

よく整地された観察場所は、斜面に沿って観察用の段が作られ、早く来ればそこに行けそうです。途中には目印となる山の名前が書かれた看板もありました。これはよい。売店(過去の資料とか売ってる小屋)には、これのポストカード版が100円で売られていました(もちろん買う)。

8:30到着、準備をして、早速観察開始。

早々にツミが飛んだのを皮切りに、サシバ・ハチクマがほとんど途切れることなく渡って行きます。こんな感じなのかぁ~。

視界は谷に向かって開け、奥には左右に山の稜線、谷間には松本の市街地が見えます。タカはこの奥の山の稜線から出て来ては、観察場所に向かって飛んできて、ほとんど頭上または左右を通って飛んで行きました。

谷間にタカが揚がる

楽しかったのは、遠くに現れたほぼシルエットのタカを見て識別した後に、そのタカがすーっとこっちに飛んでくるので、答え合わせが出来るんですよね。

シルエットや飛び方でハチクマ!と思ったのがサシバだったり、ノスリだったり😆これはめちゃくちゃ楽しいし、通えば相当鍛えられそうです。

あと、この日はサシバの到着が間に合わず、ハチクマがよく飛んだのですが、頭上をそれはそれはたくさんのハチクマが飛んで行きました。

ハチクマと言えば、見た目で成鳥オスメス・幼鳥が識別でき、かつ体色もバラエティに富んだ楽しい鳥。

これを1羽1羽見ているだけで、めちゃ楽しかったです^^✨✨✨

撮影できそうなのだけ写真に撮りましたので、ぜひご覧ください!

\一般的な成鳥オス/

↑ ↑ これは分かりやすいですね。

\ハチクマ幼鳥/

翼先が黒いのと、翼の後縁がSカーブなのが幼鳥の特徴です。

\これは翼先が黒いけど成鳥/

見るからに成鳥(メスかな)でも、翼先が黒いのもいるので、幼鳥と間違わないように注意です。

成鳥は翼の後縁がCカーブです。

↑この辺りは先日発売された「タカの渡り観察マニュアル」に詳しく載っていますので是非お買い求めください(回し者ではありません)。

\ちょっと色の濃いタイプ/

\ズグロ(?)タイプ笑/

↓ ↓ これ来たときはびっくりした。

\白黒タイプ/

白黒すぎて、去年話題になったマダラチュウヒを髣髴とさせました(いや違うけど)。きれいな幼鳥で、こんなのもいるのかー、と目からウロコ。

もう、ハチクマ何でもアリだな。

↓ ↓ これも衝撃でした!

\尾羽がないっ!!/

翼の形状から、幼鳥と分かりますが、全尾羽と翼の一部がありませんでした。事故や、何かの動物に襲われるなどして失ったのでしょうか。

尾羽がないのに飛べるのかー?とかわいそうに思いましたが、ちゃんと飛んでる😢これからの長い旅路を無事に渡り切れることを祈りました。

\ハチクマ幼鳥とサシバ/

大きさの違いが分かりますね!

ハチクマ・コレクションは以上です。

写真に撮れなかった分も合わせて、たくさん見られてほんとーに満足でしたっ😊

次回はサシバ編。長くなりますので後半に続きます。

以上です。

 

2件のコメント

  1. こんばんは。

    天気が良く、絶好の観察日和でしたね。
    さすがハイシーズンの白樺峠。
    鷹の数もさることながら、車の数も…^^;

    ハチクマの多種多様な模様、勉強になります。

    1. >ヒバカリさん
      お疲れ様です。
      楽しいタカの渡りのシーズンです。
      ヒバカリさんのブログの白樺峠回も拝見しました!
      参考になりました^^
      (コメントできなくて・・)

      知れば知るほど奥の深い世界で、入り口でいつも足踏みせざるを得ないワタシです・・・

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