お疲れさまです。
5月の最終土・日曜日、お天気は快晴。
私は2年ぶりに松之山大探鳥会へ参加してきました。
今回で第67回目となる由緒正しき歴史ある探鳥会。
前泊して早起きし、朝4時30分~キョロロ集合・開始です。夜にお酒をけっこう飲んだけど、早く寝たから起きられたっ!
2年前はコロナ禍で、県内在住者のみ&人数制限アリでしたが、今回はコロナ前のように盛況でした。県外ナンバーも多い(さすがの松之山)。
\50人以上!/
コースは3コース、
- 美人林高畑コース(2.7km)
- 越道川(こえどがわ)コース(2.8km)
- バードピア須山コース(3.2km)
各自、行きたいコースを選びます。私は渡辺先生の「美人林高畑コース」に参加。相変わらず一番人気コースです(35人!)。
2年ぶりの美人林。やっぱりきれいだなー。
林内からはキビタキのさえずりやキツツキの声が聞こえます。どこからともなく赤いのの声も・・・
あっ、結論から申し上げますが、今回も赤いのを見たかったですが声のみでした。見たいという気持ちすら最近は忘れかけています笑。
\これは昼間の写真ですが、ブナ林ってきれい/
美人林を抜けて、奥の森経由で県道へ。イカルの優しい声や、アカゲラのドラミング、鳴きながら飛ぶサンショウクイや、シジュウカラのさえずりなどを確認しながら歩くのは楽しいですね。
里山の原風景も美しい。
\キリの木にヒヨドリ/
開けたところでサワグルミに集う「ジジロ・ジジロ」オオムシクイ複数羽や、遠いですが田んぼのスギてっぺんに止まるサシバ、川にせり出した木に止まるオシドリなども見ることが出来ました✨
赤いのも遠く近く、ずっと鳴いています。
\こんな感じで探鳥/
\豪雪地・初夏のホオジロ/
集落を回って、最後はキョロロ到着。
鳥合わせをしたところ、確認種数はなんと3コース合わせて52種!でした。通常の探鳥会では30種も出れば多い方ですが、それが52種とは松之山の底力すごいです。(確認種はこの文の最後に書いておきます。)
冬は数メートルの雪に閉ざされる全国屈指の豪雪地帯・松之山。人々の暮らしは大変ですが、豪雪が育む多様な自然環境と豊かな雪解け水が、地域の生き物の命を支えている事は想像に難くありません✨
私はいつも松代・松之山に行くと心が豊かになって帰ってくるので、それを多くの人に感じてもらいたいなぁ、と思います。
そして、日本にはまだまだ、こんな懐かしくなるような自然が多く残っていると思いますので、みんなで大切にしていけるような社会になるといいなぁ、なんて夢見ています…。
【お願い】
松之山野鳥愛護会の方から、何度もお話がありました。
地域に来て下さるのはありがたいですが、近年、野鳥の撮影でのマナーの悪さが目立つので、マナーを守った撮影・観察をしてください、という事。私有地に入らない、田んぼの畔や畑地には入らない、など。
そして、ブッポウソウの巣箱の前で写真を撮るのはどうかやめて欲しい、という事。巣箱の付近には看板が立ててあるので、それに従ってくださいという事でした。
私は関係者の方が毎年、保護活動のために巣箱を用意して設置・シーズン中複数回の調査・地域の方への協力依頼や交流から、撤去やメンテナンス等々している事を知っています。
あの巣箱はブッポウソウの保護活動のためのものであって、撮影用ではないのです~!!
どうしても撮影したい場合は離れた場所から、短時間にして、最優先すべきは鳥への影響ということを、どうぞお忘れなくと思います。
(・・・このブログを見ていて下さる方は勿論大丈夫だと思うのですが、他の伝達手段がありませんので書かせていただきました。)
この思いよ、カメラーマン(鳥より写真のおじさん)に届けっ!!
長くなりました。おまけは松之山温泉の夜と野鳥集会の様子です。温泉に浸かってよい夜でした✨✨
2023年5月28日(日) 松之山大探鳥会 4:30-7:30
オシドリ・カルガモ・キジバト・アオバト・アオサギ・ダイサギ・ホトトギス・ツツドリ・カッコウ・トビ・サシバ・アカショウビン・カワセミ・ブッポウソウ・コゲラ・オオアカゲラ・アカゲラ・アオゲラ・サンショウクイ・チゴモズ(声)・モズ・カケス・ハシボソガラス・ハシブトガラス・ヤマガラ・ヒガラ・シジュウカラ・ツバメ・ヒヨドリ・ウグイス・ヤブサメ・エナガ・オオムシクイ・メジロ・オオヨシキリ・ゴジュウカラ・キバシリ・ムクドリ・カワガラス・トラツグミ・クロツグミ・コルリ・コサメビタキ・キビタキ・オオルリ・ニュウナイスズメ・スズメ・キセキレイ・カワラヒワ・イカル・ホオジロ・ノジコ 計52種
以上です。