志賀高原2日目の午前。
スキーのリフトに乗って行ける標高2,000mの山へ!!
今回の旅の目的、「夏のルリビタキに会いたい!」は今のところ叶えられていませんが、果たして。
山頂へ到着して、さぁて、どんな鳥に会えるかなぁ~ワクワク♪ と思い踏み出した瞬間に、鳥の影が2羽。早速、誰だぁ~??
双眼鏡をのぞいてびっくり。
「えっ、ウソ?ほんと??」
\ほんとだよ。ぼくウソ/
あああ、みみみ、緑に、、、ウソだぁ~!!!
私の知っているウソは冬の終わり頃、葉の落ちた桜の木でつぼみをムシャムシャ食べている姿。
それが、こんな、ウソが本来繁殖している環境で見られるなんて・・・感激過ぎました!あぁ、ウソみたい、、、ホントにウソだ、、←しつこい。
ウソは地面に降りて、タンポポの種を食べ始めました。
種の部分をくちばしでくるくる・ムシャムシャして、綿毛の部分は「ポイっ」してます^^ しかし、このちんまりしたくちばしが最高によきですね。
動画でどうぞ~。
メスと一緒に行動していました。
夢中でタンポポの種を食べて・・・歩道に出てきそう!笑。
しばらくすると、飛び上がり、近くの木のてっぺんに止まりました。この木は・・・これはコメツガかなぁ。
「フィッ・フィッ」と可愛らしい声で鳴いています。ウソの声、久しぶり。
幾本もあるコメツガの木のてっぺんを移動して飛び回り、こちらが待っていると時々けっこう近くに止まってくれました。
メスが、オスに何か言っています。
\ /←ご自由にどうぞ
次の瞬間!
求愛給餌だったか。
しかし、止まっているポジションと、オスの姿勢的に、だいぶオスがたじろいでいるように見えますね😝
メスは強し。
「タンポポ?しょぼいご飯ねぇ、まぁいいわ」とか言っていそうなメス笑。
こんな様子が見られるのも、亜高山ならではです。
会えると思っていなかったウソに出会えてわたしは大感激で、しかもオスのウソが冬に見るウソよりも、コーラル色部分が鮮やかに見えてとってもきれいで、もう感無量でした。
繁殖がんばってね。
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まだ涼しい時間、辺りは霧に覆われていて、景色は見えませんでしたが、鳥たちは元気に活動していました。
飛んで来たのは、またしてもジョウビタキ。こんな所でも!!?
\やっほー/
ジョウビタキの勢力図を、そろそろ誰か作ってほしい。
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コメツガとシラビソの木が多く、鳥の声も聞いたことのない声であふれている。
木のてっぺんから聞こえる高くて素早いさえずり。分からない声!姿を見てみると・・・カヤクグリ!
カヤクグリ、初めて見ました~✨✨✨
英名 Japanese accentor の名を持つ、日本固有種とされています(サハリンにもいる)。
今まで見たことのない鳥に出会えるのは、やっぱり嬉しいものですね。鳴き声難しいけど、また聞きに行きたい。
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個人的にはカヤクグリと聞き分けできなかったのが、この鳥。
こまかくさえずって、こまかく動いて、手強い相手だった・・・
\ぼくキクイタダキ!/
まともに見るのは初めてだったかも・・・という鳥。この鳥も冬には下山してくるので運がいいと大平森林公園などでも会えるのですが、私はあんまり記憶にないのです。
キクイタダキの写真を上手に撮っている人を見ると、ホントに写真が上手なんだなぁ、と思う、そんな鳥(とにかく撮りにくい)。
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ウグイスもたくさん鳴いていたので、それを狙うホトトギスも(ウグイスに托卵)。
普段はあんまり出てこないので、なんだかラッキー!
ちなみにウグイスはササヤブ依存の鳥で、ササさえあれば標高関係なくどこでも分布していて、それも個人的には面白いと思っている。
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ということで、山で出会えた鳥は、ざっとこんな感じでした~。大収穫です^^
えっ?お目当てのルリビタキは?って?
安心してください、最後にちゃんと見れましたよ。
\遠っ!ちっちゃ!!/
🤣🤣🤣
コメツガのてっぺんで気分よくさえずるルリビタキを、私は双眼鏡でしみじみと眺めながら、今まで見てきた亜高山の鳥たちにも思いを馳せて、ここまで来てよかった、と心から思ったのでした。
遠かったけれど、こんな( ↓ )環境の中、枝のてっぺんにいる一粒のそれが逆に、神々しくさえ見えるのでした。
やっぱり小鳥は「光の粒」by中西悟堂 ですね。
楽しい2日間の長野遠征でした~。皆さんも、これから暑くなってくる季節に、どうぞ避暑に行かれてください。
(おまけ)
おみやげは、お蕎麦と野沢菜とりんごジュースとブルーベリーとおやきと渦巻きパンとオブセ牛乳のお菓子!長野は美味しいものがたくさんあって、最高!!また行きたい^^

さて、標高(?)20mの我が家で、これから暑い夏を過ごそうか・・・
以上です。