7月も、早1週間が経過。
ひっそりと鳥見をしていて、ブログに書きたいこともたくさんあるのですが、書いている時間がないっ!いつもなんだかんだと忙しいのは、ありがたいのかな?
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さて、暑い日が続いています。下界の野鳥シーズンもだいたい落ち着いたので、おととい・昨日と夏の志賀高原へ避暑に行ってきました。今日は、高原の爽やかな空気をお届けします~😝
長野県の志賀高原。新潟から車で2時間もかからない、ちょうどよい近さです。私は志賀高原に行くのは初めてでしたので、野鳥の会のTさんに色々と教えていただいて、散策ポイントを考えました。Tさん、いつもありがとうございます。
今回の狙いは「本来の生息環境にいるルリビタキが見たい!」でした。果たしてその結果は如何に!?
信州中野ICをおりて、国道をずっと真っすぐに走る。山が近づくにつれて標高がぐんぐん上がる。たどり着いた志賀高原は標高1,600mの世界でした。お天気に恵まれて、空気が爽やかで、涼しい。夏なので、やっぱり暑いのですが、太陽が隠れた時や、日陰などではすごく過ごしやすかったです。

到着後、早いお昼を食べて、12時頃から散策開始。時間的には一番鳥がいない時間ではありますが、トレッキングということで・・・笑。
湿原を通るコースでは、ニッコウキスゲが見頃を迎えていて、一面に咲く黄色いお花がとってもきれいでした✨✨✨
高原らしいこの黄色いお花を見るだけで、違うところに来たんだ~という気分になりますね。そして、一面ニッコウキスゲの花畑の中に、なんとカモシカがいたのです!
私はびっくり仰天したのですが、むこうはそんなのお構いなしに、マイペースでいつもの穏やかな雰囲気を醸し出しています。
\どうも~/
カモシカ「え?なにか??」
わたし「アンタ、天然記念物だよっ!」
のんびり歩いて、ニッコウキスゲのつぼみをむしゃむしゃと食べていました。こんなの食べるんだ!!😝
\むしゃむしゃ/
食べ方はまさにウシでした(カモシカは、シカ科ではなくウシ科)。
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夏は稼働していない、スキー場のリフト乗り場のところで、1羽の小鳥に出会いました。「えっ、紋付き!!」
ジョウビタキのオスでした!
長野県では繁殖個体と分布が増えているという話ですが、まさかここで出会うとは思わず。真夏にジョウビタキとは!?!?と不思議な感覚でした。
ジョウビタキは、本来は冬になると大陸から日本に渡って来る「冬鳥」。ですが今年は5月末にも魚沼の銀山平でオスが確認されており、分布拡大中のようです。今後、日本生まれ、日本育ちの個体が増えそうですね。
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湿原の中を通る木道はとても美しく、青空も相まって、エーデルワイスが聞こえてきそう。ワタスゲもすこし残っている。
いつも、こういう木道を見ると、誰かが苦労して作ってくれた道なんだよなぁ~と思ってありがたく感じます。雪深い土地で、きっと維持管理も大変なことでしょう。名前も顔も知らない誰かに感謝。
そういえば、アキアカネ(赤とんぼ)がたくさん飛んでいて、「はっ!ここがアキアカネの避暑地・・・!!」となりました。秋にタカの渡り観察をしている時に、「アキアカネは夏は標高の高い山で過ごして、秋になると山から降りてくる」と教えてもらい驚いたのですが、今回、夏のアキアカネが見られてなんだか感慨深かったです。下界はこの暑さだし、避暑いいね~!
平地では見たことのないトンボもいたので、写真を撮って調べたら「カオジロトンボ」という名前でした。きれいなトンボ!正面から見ると顔が白いようです。
木ではヒガラがさえずる。ヒガラも本来はこの場所ですね。地味に嬉しい。
時間帯的に、鳥の出は少なかったですが、聞こえてくる鳥の声はエゾムシクイ・クロジ・ルリビタキなど、亜高山帯ならではのメンツで、それだけで私は嬉しいのでした~!
次回は2日目、コガラ編をお届けします^^
お楽しみに~!
2025年7月6日(日) 長野県・志賀高原
ホトトギス、アオサギ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシブトガラス、ヒガラ
コガラ、ウグイス、センダイムシクイ、エゾムシクイ、ミソサザイ、キビタキ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ニュウナイスズメ、キセキレイ、ホオジロ、クロジ 計20種
(普段聞きなれない声を落としている可能性あり(キクイタダキなど))
以上です。