タカの渡りヤマ場(山本山)2020.9.29

今シーズン9回目の山本山です笑。行かない日に「今日はサシバ・ハチクマがたくさん飛ぶのでは?」と考えるだけで行かずにいられなくなる、あの不安を煽られるような心理は何なんでしょう?まんまとタカ達に踊らされて(?)いる私です。

さて、このところ悪天候続きでしたが、今日は以前からの天気予報も「晴れ」、全員が「今日はたくさん飛ぶだろう」と期待して迎えた1日でした。私も気合を入れて8時40分展望台着。気温17度位。山本山展望台では今日の明け方~早朝にかけて、きれいな「雲海」が見られたそうです。サシバ・ハチクマが飛び始めたのは9時30分からでした。

街を、山を、眼下に高度を上げていくタカ達。

私は街の上を上がっていくタカ達を見ると心がじーんとします、、。ここに街がなかった時代からおそらく彼らは同じように渡っていたのだろう。そして人間が社会を作り、街を作り、当たり前のように暮らす今も、変わらずに渡りをする。このタカの渡り観察が未来もずっと出来ますように。鳥たちの暮らす環境がどうか変わりませんように、と願う。

序盤、10数羽のタカ柱が3カ所で見られ、相変わらず壮観でした。

肝心の識別は……うふふ。

10時6分、ミサゴがフライしました(←かっこよく言ってみる)。

ミサゴは今日も私にとって「ミサゴ様」でした。かっこいい、、。

遠くも近くも、いいペースでサシバ・ハチクマ・ツミが飛び、期待通りの観察となりました。お昼が近づくにつれて気温も上がり、タカ柱も順調に観察できました。後半はノスリが多く飛んでいました。今年はノスリが早いそうです。

今日は、皆さんの予想と期待を裏切らず、お昼の時点で300羽超のタカ類が観察されました。正確な数字は公式発表を待ちたいと思います。

アサギマダラも旅をする。(写真の写真です・Iさんありがとうございます。)

撮れない写真の中でも、まだマシなのを探すのですが、サシバの顔がなんとか分かる写真がありましたので、見苦しいですが載せておきます。なんだか顔が見えたら和みました。

という訳で、今日はサシバもハチクマも、ツミもノスリも沢山見られ素晴らしい1日でした!

そしてタカを見るだけではなく私は本当に、いらっしゃる皆さまに何とよくしていただいた事かと、そちらの方がありがたい気持ちでいっぱいです。新参者の私に、識別について詳しく教えてくださった皆さま、同じ質問に何度も答えてくださった皆さま、写真を見せて下さった皆さま、楽しくお話させていただいた皆さま、話しかけてくださった皆さま、来たくても来られなかった皆さまも、触らせてくれた犬も、本当にありがとうございました。(何より自由にさせてくれている夫に感謝だな)

↑ ↑ 山本山パノラマヴィジョン

と、シーズン終わったかのように書きましたが、私は多分、明日も山本山へ行くんだと思います。

そしてこのタカの渡り観察が終わったら、ちゃんと自分の人生を生きるのだ、と思います。

写真は山本山のハロ(日暈)です。

以上です。

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