(2024.2.8識別箇所を追記しました)
こんにちは。
もう2月も終わりそうですね、雪はまだまだ消えませんが春の気配もする今日この頃です。
最近の私は「カモやカモメもいいけれど・・やっぱり山の小鳥が好きだ―!」ということで、今日は朝から近くの山林のふちで定点観測としました。
鳥はいるかな??
「ジュルジュル」
おーいきなりエナガがいますね~。カラ類が木々の間を飛び回っている時、別の場所で動く1羽の鳥を見つけました。
あーーーーっ!あ、あれは!!
ル リ ビ タ キ ! !
ルリビタキ!
ルリビタキだぁ~(うれしい)。
オスは青くてきれいな色ですが、この子は褐色ですので、メスか若オスか、どっちかな??と思い、帰宅後に早速図鑑で調べました。
- 図鑑その1ー若オスは「褐色部分に青い羽が混じる」とあります。
- 図鑑その2ー若オスは「翼角部(肩のとこ)に青い部分がある個体もいるが、ない方が多い」とあります。
・・・どっちやねん笑。
写真の個体は翼角部(肩のとこ)がうっすら青いようです。気になったのでもう少し詳しく調べてみました。
BIRDER 1996年11月号によると、以下の通りです(要約)。
- ルリビタキ雄の決定羽の形成は日本産スズメ目の中で例外的に遅く、第3回冬羽で青い決定羽となる(通常は1年未満)。
- 決定羽までの雌雄の識別は、尾と腰、上尾筒がオスはメスより青みが強い。
ただし(ここからが重要)
- オスでも小雨覆や肩羽に青色が出る個体と出ない個体があり、個体によっては上面と風切り外弁青色の程度には相違がある。
- さらに決定羽となっても、初列風切と次列風切の外弁がほとんど青くない個体もある。
- 本種のオスの羽色には個体差が多い。
とあります。
ですので、「ルリビタキのオスの羽色には個体差が多い」ことを頭に留めながら観察する必要がありそうです。
メスタイプの羽色の中に青みが多かったらオスの可能性が高いけど、青みがないからといってメスとは限らないという事でしょうね。
ということで、この子はルリビタキの「メスまたは若オス」で決まり!(結局結論出ず笑)
ちなみに、ルリビタキはオスとメスの体の大きさに有意な性差があり、オスの方がメスよりも大きいそうです。また、オスは上嘴の内側がメスよりも黒い傾向があるそうですので、気になる方は調べてみてください^^
それにしてもですね、このルリビタキ、めっちゃ超、目がでっかくて可愛かったのですー!
わたし最近流れている資生堂の150周年のCMがすごく好きなんですが、このルリビちゃんを見ている時に頭の中でそのCMソングが流れました。
「君の瞳は1万ボルト~地上に降りた最後の天使~♪」
・・・そうか、ルリビタキは地上に降りた最後の天使なのか、、。
いつも写真がいまいちですみません。
朝から最後の天使が見られて幸せでした。
↓ ↓ 最初はこんなに遠くにいましたが、じっと待っていたら近くに来てくれました。
ルリビタキ(の特にオス)は美しい鳥なので、写真を撮る人にも人気で、この冬も餌付けして撮られたルリビタキの写真をSNSなどで何枚か見ましたが、、、そんなことしなくても生態を知っていれば、会える時は会えるのだ!(今日の私は完全なる偶然ですが)。と改めて思った今朝の私です。
同じ地球に生きる生き物同士、お互いを私物化したり独占したりせずに、尊重し合える世界でありたいですね。
以上です。