ヤマガラとエゴノキ

お疲れさまです。

シーズンインしたタカの渡り観察と、ここのところの連休で、体がすっかり野鳥モードになってしまった私です。

でも、タカの渡り観察もサシバ・ハチクマはもう終わるかな。さみしいです。

さて、昨日は午後から地元のタカの渡り観察スポットでタカを探していた訳ですが、眼下に広がる景色を眺める私の頭上を、「ジジッ、ジジッ」などと言いながら、何回も何回もヤマガラが通りました。見ると口に何かをくわえています。

近くでは「ニーニー」と何やら楽しそうな声や、しきりに「コンコンコンコン」と何かをつつく音が聞こえます。

ヤマガラがいるなぁ、と思って少し離れた木を見ると・・・

「あー!エゴノキっ!!」

エゴノキでヤマガラが実を取ろうとしていました。

エゴノキと言えばヤマガラ。

ヤマガラはエゴノキの実が大好きです。

枝にぶら下がって一生懸命実を取ろうとしています。

あっ、目が合ってしまった・・・

ヤマガラ「ニンゲン、気にしない」

気にせず実を取ろうとするヤマガラさんです。

エゴノキの果皮には有毒成分のエゴサポニンが含まれているようですが、中の種子には毒はなく、ヤマガラは器用に皮をむいて種子の状態にして食べるようです。

また、ヤマガラは秋のうちから、エサが少なくなる冬に備えて貯食もしますが、エゴノキもずいぶん貯食されているようです。

よいしょ、よいしょ。

取れました!

(すみません、写真が葉かぶり…)

このヤマガラは実を1房くわえてどこかへ飛んでいきました。

思えばさっきから私の頭上を飛んでいったヤマガラも、こんな房みたいなのをくわえていましたので、きっとエゴノキの実を取って、どこかへ運んでいたのでしょう。

ヤマガラはいろんな場所に貯食をして、場所を全部覚えているそうです。

そして、冬の間に利用されなかったエゴノキの実はそのまま芽を出すという、なんともおもしろい自然のサイクル。生き物はみんな当たり前のように強かです。

運ばずに、すぐ近くでコンコンしている時もありますが、それはその場で食べているのかな。

時間のある時ゆっくり行ってみようと思います。

思いがけず大好きなヤマガラに出会えてハッピーでした。

貯食がんばれ~。

以上です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です