どうもです~。
先週、初企画の大平森林公園の探鳥会をぶじに終え、新しい一歩を踏み出せたような気がしている私です。皆さまに感謝と、これからも自然や野鳥の魅力を細々と伝えるべく、地味にがんばっていきたい所存。
ここのところ、ハチクマの春の渡りに刺さってしまい、休日すべてをタカの渡り観察に使ってしまいましたが、今日はお天気いまいちのため、久しぶりに大平森林公園に行くことができました~。
はい、私はいつだってホームグラウンドに行きたいのです。
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朝6:15、およそ1週間ぶりの大平、ひかえめな鳥の鳴き声が出迎えてくれました。電線にホオジロ。
曇り空の下、いつもの散策路は木々の葉が伸び切って、林はさらに暗く、カメラのシャッターが下りない。
今日は写真はいいや~、と早々に諦める。
そういえば、先日SNSでこんなポストを見たんです。
「鳥の声を聞いて「居るならそれでいいや」っていう気になると、ぜんぜん鳥自体見てない鳥見が完成する」
・・・分かりすぎるぅ!!私はまさに、いつもそんな感じです。鳥見に行くけど、実際は声を聞いてその存在を確認して、鳥自体は見てないっていう日のいかに多いことか、そしてそれで全然満足して帰ってくる笑。
いればいい、は、ほんとそれ。
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今日はしかし、結構、鳥たちのすがたを見ることができました。
イカルが4羽、ケッ・ケッと詰まった声で鳴きながら飛んできて、アカマツの上の方に止まる。光が悪く、きれいな姿には見えないけれど、黒い頭巾と黄色くて太いくちばしに「わぉ」。
にぎやかな小鳥の群れはエナガを中心とした、メジロ・コゲラの混群。木々の枝で多数がわちゃわちゃしながら、虫などの食糧を探して飛び回り、また一斉に連なってワーッと飛んでゆく。その時の私の気持ち「行かないで・・・」。
ヤマガラは2羽が取っ組み合って地面へと落ちた。何してる?ケンカしてるの?
ヒガラは山に帰らずに、ここで繁殖している様子。高くて素早いツピンツピンを響かせている。アカマツの木に食事に来た。体が松ぼっくりくらいの大きさ!
そして、キビタキ。コナラ林でキビタキの好きそうな場所が多い大平森林公園ですが、今年は5つがいくらいかなぁ。上の散策路は、少なめ。毎年、美しいオスのキビタキがなわばりを構える一等地にいたのは、2年目の若だった。メスは来ているのだろうか?
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散策路ではレンゲツツジが満開。新緑にピンクの差し色がきれいです。
地面近くにあったホオノキの葉っぱは、とてつもなく大きかった!!
風が少し吹いて、木々が葉をさわさわと揺らす。こうやって、山の中をゆっくり歩いていると、鳥だけじゃない、植物も虫も生き物すべてが偉大なもののように思えてくる。足もとを見て、私たちは、ここから生まれたのでは?とすら思う。
神は万物に宿るのだ。
キャンプ場の方に出ると、道がひらけて、クロツグミの地鳴きが聞こえる。少し待ってみるけど、出てこない。お~い!おいで!
帰り道でも、きれいなキビタキがその姿を見せてくれた。さえずりながら、少しづつ木々を移り、捕まえた虫をペシペシして、食べる。
ホオジロは慌てた様子で茂みから飛び出してきた。巣がありそう。ごめんね。
いつの間にか、ホトトギスが到着していた大平森林公園。サンコウチョウもホイホイと鳴いていて、季節が確かに進んでいる。
もう5月も下旬。
鳥たちは抱卵・子育てに忙しい季節。今年もた~っくさんのヒナが孵り、世界中が鳥であふれますように。そんなことを思う。
2025年5月20日(火) 大平森林公園 6:15-8:15
ヒヨドリ・ヤマガラ・ホオジロ・サンショウクイ・ヒガラ・ヤブサメ・アオゲラ・イカル・ハシブトガラス・キビタキ・ウグイス・センダイムシクイ・メジロ・エナガ・コゲラ・サンコウチョウ・ホトトギス・アオバト・ツツドリ・オオルリ・クロツグミ・キバシリ・カケス・シジュウカラ・カルガモ 計25種
以上です。