ハヤブサ現る。

お疲れ様です。

今日は2024年10月23日、新潟県中越地震から20年でした。

当時、私は新潟市に住んでいて、その時に一緒にいた小千谷出身の親友が「家に帰りたい」と泣くので、友達の男の子に車を出してもらって翌日の夜に被災地へ行ったのでした。

後から考えると、そんな時に外から被災地に入ってはいけなかったと思いましたが、若かったのと、ただもう彼女を家族のもとに送り届けたい一心で、水や食料などの物資を積んで行きました。

信号も街灯も消えた小千谷の街は、静かで、道路はひび割れ、いろんなところが歪み、でも夜はとても晴れていて、月明かりの中歩く道はなぜだか途方もなく美しかった。

彼女の両親は避難所に行っていたけれど、おばあさんは家から離れたくないと言って、頑なに避難所を拒んで家にいた。ガラスは割れ、食器類は落ち、目を覆いたくなるようなありさまだったけれど、それでも家にいたいおばあさんと少し話をして、おばあさんは帰りに私に黒飴をくれた。

発災からしばらくしてから彼女は言った。

「神様って、いないんだな」と。

あの時、そんな思いをした人がたくさんいたのだ。

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さて、思い出に浸ってしまったけれど、これは野鳥ブログでした。

何のご縁か、今、小千谷市にタカの渡り観察に行っている私です。

書くのが少し遅くなりましたが、前回のタカの渡り観察でのできごと。この日はお天気もよく、タカは飛びそうではありますが、上流はもはや落ち着き払っている様子。

それでもぽつぽつとノスリが飛びます。

\山を背に/

時々、数羽で現れては、小規模の柱を作って南へ流れていく。

そんな時、ハトの30羽ほどの群れがぱぱーっと飛んできました。展望台上空で何度か旋回して、私はドバトと思いましたが、レース鳩だそうです。

へぇ~レース鳩かぁ、、なんて思って、さほど気にもせずにタカを探していると、向こうから1羽のハヤブサ目が、、!翼が尖っている、飛び方もちょっと違う。

ぐんぐん近づいてきて、、、「ハヤブサっ!!」

展望台上空にいるレース鳩の群れ、そこに突っ込んでいくハヤブサ!

残念ながら、狩りは失敗に終わりましたが、ものすごく臨場感にあふれる光景を見ることができました!

普段わたしはハヤブサを見る機会がほぼないので、この距離でハヤブサを見られるだけでも嬉しいのに、狩りシーンまで見られるとは、感無量でしたね。かっこいい。

・・・このレース鳩。。

ハヤブサを見終わって私がおやつ(お菓子)を食べていたら、ほどなくしてバサバサ~と1羽のハトが展望台の手すりに降りてきました!

「は?人に慣れすぎでは!」

スマホ撮影

そして、その目は絶対にお菓子が欲しい目だ!

飼い鳥だし、お腹空いてそうだし、一瞬お菓子をあげようかなと頭をよぎりましたが、いやいや塩分油分ダメ。知らないハトにエサあげちゃダメ。

こんな所で油売ってないでちゃんとレースしなー!と思っていたら、バサバサっとまた飛んで行きました~。とんだ珍客だったな笑。

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今シーズン、後半は「ハイタカ属の識別がんばる」を目標にしているのですが、この個体↓↓、現地では尾羽がやや長く見えて、体の模様は見えなくて、羽ばたきもやや浅いような感じがして、ハイタカ疑いで写真判定に。

で、写真判定の結果、「・・・ツミだね…」笑!

写真で見るとどう見てもツミ(幼鳥)なのに、リアルで見てると迷うのやめたい😣こんなことばっかりなのです・・・ハイタカ属むずかしい😓

・・・が、がんばるぞー!今シーズンも、残りあと少しなのだ。

以上です。

 

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