里山の鳥・サシバ

こんにちは。

関東・東海地方は雨が続いているようで、心配ですね。毎年のように、日本のどこかで豪雨災害が起こり…悲しいと同時に、温暖化対策待ったなしだなと思ってしまいます。

地球温暖化と引き換えに、わたしたち人間は豊かな暮らしを享受してきたと思いますが、これからは人類の蓄積してきた英知や技術で解決していける問題だと信じています。信じたい!

そして私は最初は、生き物や自然が好きだから「自然保護を!」と思っていましたが、野鳥を始めてからは「自然保護は結局は人類のためになる」という事を知りました。

豊かな生態系が、私たちの暮らしを支えてくれている事に気付かせてくれたバードウォッチングは素晴らしい趣味です。(←またBW推し笑)

さて、昨日は魚沼でサシバ観察をしました。

時々、大平森林公園でも見かけるサシバですが、さすが魚沼地域はサシバの宝庫(?)のような場所でした。

↓ ↓ 大体こういう感じでいるサシバ。

3月下旬に東南アジアから繁殖のために日本に渡ってくる夏鳥です。

山と田んぼが混在する里山環境を好み、カエルやトカゲやネズミや虫を食べて暮らしますが、日本でそういった環境が減っているようで、絶滅危惧II類 ( 絶滅の危険が増大している種)に分類されています。

この時期(7月上旬)は、そろそろヒナたちが巣立つ頃で、両親で巣にいる子どもたちにエサを運んでいるそうです。

なんというか…子育てお疲れさま!と声をかけてあげたいところです。

サシバはスギの木のてっぺんに止まり、しばらくじっとしています。

↓ ↓ 後頭部が白い!知ってました??^^

絵がヘタですが、サシバの生息環境を描いてみました笑。

こんなところにいます。(↑ ↑ 伝わるかなー・・・)

山の中の水田は、平地よりも時間も手間もかかりそうです。

豊かな雪解け水をたよりに、サシバのエサとなる両生類が多く生まれる里山の田んぼ。農家さんの高齢化も進んでいると思いますが、この環境がいつまでも残って欲しいと切に思いました。

いつまでも日本に来続けてね。

ーー

帰りはふと思い出し、ユリを見て帰りました。

魚沼はユリの産地として有名ですね。

買って帰りたかったですが、売っていませんでしたので、写真のみです。

咲いたばかりでピカピカしていました。

ユリ園の脇を飛ぶボロトビ。

鳥たち、換羽が進行中です。

サシバがたくさん見られて嬉しい日でした。

次のサシバ観察は秋の山本山かなー。

以上です。

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