コサメビタキのヒナ成鳥記録

7月に突入しました(早!)。

巷では新しいお札が発行されて何かと話題になっていますね。

お札も変わったばかりと思っていたら、前回の新紙幣の発行は20年前だそうで・・もうそんなに経ったのか・・と、しみじみとしてしまいました。

新しいお札を手にするのが楽しみです!どんな感じなのかなぁ😝

(ちなみに私は夏目漱石が好きなので、漱石のピン札を何枚も持っています)

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さて、先日ぶじに巣立ちを迎えたコサメビタキ。

抱卵から育雛までを、鳥の警戒&ストレスを考慮して、「1回の観察5分以内」と決めて、行ける日に観察していました。

短時間なので、わずかな写真と動画しかありませんが、映像から読み取れる情報だけでも、色々なことが分かって興味深いです。

メモ程度ですが、成長記録です^^

巣の発見

2024年6月6日、いつもの散策路にてふと気配を感じて何気なく双眼鏡を覗いた先に、コサメビタキの巣がありました。巣の中には親がいて、抱卵中。この後、6月17日まで抱卵していました。

コサメビタキの抱卵日数をネットで調べると、12~14日とのこと。

6月17日の時点で12日は経過しています。

体にぴったりな小さい巣

ヒナの孵化

6月21日に行った時は、すでにヒナが孵化していました。孵化後2~3日経過していると思われます。この日を生後3日目として計算することにしました。

丁度、親鳥がエサを運んできたところでした。

ヒナが大きく開けた口の中に、捕ってきた虫を突っ込みます。

ヒナは全部で、、、1・2・3・4・・・??

エサを与え終わった親鳥、しばし待ちます(と言っても、ほんの数秒)

ヒナのフンをくわえて飛んで行きました。

※小鳥のヒナは巣が汚れないように、フンを薄い膜におおわれた袋状(糞嚢)で排泄し、それを親鳥がくわえて捨てに行きます。

生後5日目

前日に梅雨入りし、結構な雨が降った後でした。観察時も小雨。ヒナは大丈夫かなぁ・・濡れてないかなぁ・・と心配に思いましたが、親鳥が巣にいたので、きっと雨からヒナを守っていたのかも知れません。

生後6日目

雨が止んで、ひとまずホッ。

ヒナは生まれたてのシワシワっぽさが抜けて、ふっくらと可愛い感じになりました。親鳥が近くにいて、しきりに警戒声を出しているので退散。

生後8日目

少しの間に見違えるように大きくなりました。

かわいいですね・・・

トンボが出てきた散策路、早速、親鳥がトンボを運んできました。

これ、ヒナ、いける??

口にトンボを突っ込まれて、目を白黒させているヒナが印象的でしたが、このトンボはちゃんと食べられたのかなぁ・・・。

追記:トンボ博士にこのトンボは「ノシメトンボ」と教えて頂きました。羽化したばかりでまだうまく飛べないため捕りやすいのだろう、との事でした。

動画も撮れました。動きが速いのでスローモーション付き。

最初は4羽か5羽いそうな巣でしたが、確実に分かるのは3羽ですね。

生後9日目

ヒナは巣の中でいい子にジーっとしていて、親鳥がエサを運んでくる姿が見えると黄色い口を開けてねだります。

トンボがたくさんいて捕りやすいのか、またトンボを持ってきた親鳥。

ヒナの口に入れるも、こんなに大きい虫、飲めないよ・・というヒナの叫びが聞こえてきそうです。

口の中のトンボと悪戦苦闘して、、

結局、最後は下に落としてしまいました。

ヒナ「ありがたいけど、せめて翅は取ってほしかった・・」

生後12日目

そろそろ巣立つ頃かな?と思って行きましたら、巣はすでに空っぽ。

もう巣立った後のようでしたが、散策路の先の方からヒナと親鳥の鳴き声が・・・

で、前回の記事に続く訳ですが、

とにかく無事に巣立って本当によかった!!

これからが試練の連続ですが、とりあえずこの可愛い巣立ちビナに乾杯しました。

生まれてから、ぐんぐんと、目を見張るような速さで成長して、あっという間に巣立っていったヒナ。

自然の中は危険がいっぱい、いつまでも巣にいられないんだな、と改めて感じた今回の観察でした。

ちなみに木にコケや藁で作るオープンの巣と、樹洞に作るクローズドな巣とでは、ヒナの育雛日数に違いがあるようで、オープンの巣の方が巣立ちが早いようです。

これは天敵に見つかりやすい・襲われやすいために早く巣から出た方が安全というのと、天候なども関係ありそうだな、と感じました(総じてクローズドな巣の方が安全)。

ただ樹洞は数に限りがあるので、リミットがないという点ではオープンの巣の方が融通が利きますので、これはやっぱり一長一短で、トレードオフな感じでしょうか^^

詳しい方、教えてください。

自然界はやっぱり色々と、なかなかうまくできている。

以上です。

 

2件のコメント

  1. こんにちは!

    コサメビタキ、無事に巣立って良かったですね。
    オープンな巣は雛の成長が早い、に同感です。
    尤も、巣の定期的な観察機会に恵まれませんが(⁠^⁠^⁠;)

    詳しくはありませんが、私が得た知識を少し…
    コサメビタキは上方に枝が被る所を選びます。
    カラスなどの外敵対策だとか。
    戸隠のレンジャーさんに教えて頂きました。
    今まで、幾つかコサメビタキの巣を見つけますが…
    皆、その条件をクリアしていました。

    件の赤い鳥は、残念ながら営巣放棄との事です。
    先月末に現地で確認しました。
    本当に悲しいです。

    1. >ヒバカリさん
      コメントありがとうございます^^

      >コサメビタキは上方に枝が被る所を選びます。
      そうなのですね!言われてみるとなるほどです。

      カラスは頭が良く、人の視線の先にいる巣を見つけるので、
      その辺りも注意しました。

      可愛いし、待っていれば親が給餌に来るので、
      カメラマンが張り付きたい気持ちも分かりますが、
      そこは「やってはいけない」こととして周知していきたいですね・・・

      アカショウビン、残念でした。現地に行かれましたか。
      ゆるせないと思いましたが、違う世界を生きている人にどうしたら伝わるのか…
      これは永遠の課題かも。

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