さて、前回に引き続き、我孫子の「鳥の博物館」企画展レポート。
今回は、私が目下一番気になる「ハイタカ属」です。
実は昨年の12月に長岡市の科学博物館でツミ・ハイタカ・オオタカの剥製を見せて頂いたのですが…今日は復習も兼ねて!
\こんな感じ/
左からツミ(オス)・ハイタカ(オス)・アカハラダカ(オス)・ノスリ(メス)。
ノスリぃ〜!?!?そこはオオタカでしょう!!
※ハイタカ属は、アカハラダカ・ツミ・ハイタカ・オオタカの4種です。
心の中で突っ込みつつも、ツミとハイタカの大きさの違いに改めてフムフム。オスオスで並べてくれているのも、ありがたいですね。
・・・って、冷静に書いてますが、全然大きさ違うじゃないですか〜!!
渡りの時期にこれを見て「ツミか、ハイタカか、オオタカか」という話をするのですが、これだけ大きさが違えば間違えないでしょ~! → 間違える。(オオタカは後で登場します)
標本だけ見てれば、分かりそう、と思うのですが、それがなかなかどうして飛んでいて距離があると、、、なのです。。
ハイタカ属むずかし。
\オオタカいた/
メスの方が俄然大きいですね。
ほとんどの鳥はオス・メス同じ大きさか、わずかにオスの方が体が大きいようですが、猛禽類はメスの方が大きいです。
オスは小さい方が機動力があって狩りが上手、大きなメスは巣でヒナを守る役割をしているのでは、と言われています。
\ツミとハイタカ/
う〜ん、大きさが違うのは分かりますが、こうやって飛んでいる様子を見るとすでに難しい・・。ハイタカ属の識別が出来るようになる日は果たして!?
最後はハイタカのプチ情報。
\鳥を食べます/
↑↑ 写真の撮り方が失敗でした。ネズミをくわえているのは後ろにいるノスリです笑。
\ハイタカの脚/
細くて華奢な足ですが、獲物の鳥を引っかけて捕らえるための長い指&爪です。
ハイタカはオス・メスの体の大きさの違いが著しいそうですので、見てみたかったですが、さすがにありませんでした。
「ハイタカ属」、私にとっておそらく永遠に格闘し続けるであろう鳥たちですが、こういう小さな知識をコツコツと積み重ねていくのだ…そして、いつか・・・。
頑張りましょう。
10月はタカの渡り観察に全然行けなかったので、ハイタカ属の練習はまた来年。
次回は「フクロウ目・ハヤブサ目」をご紹介したいと思います。
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我孫子市鳥の博物館
第92回企画展「猛禽―タカ・フクロウ・ハヤブサ―」
令和5年7月15日(土)~11月5日(日)
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以上です。