季節は小雪(しょうせつ)となり、紅葉が落葉になり始めています。
青空にイチョウの黄色がきれいなのと、サザンカがもう咲き始めているのとで、ひんやりした空気の中でも街の彩りを感じます。
こんな、ふとした時に気付く植物の鮮やかさにハッとすることがありますね。
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さて、昨日は新潟市で開催された愛鳥講演会に参加してきました。
その前に、何より楽しみにしていたのが、あの有名なトラフズクです~^^
市民の皆さんに大事に見守られているマスコット的な鳥。人間が近くにいても「そーゆーもの」と、すっかり貫禄を見せて動じることがありません。
\1羽目/
キャー!トトロ!!トトロッ!!
トトロ寝てる!
トトロ トラフズクは夜行性で、夜になると獲物のネズミなどを求めて活動するようですが、昼間はこうやって安心できる木の上で休んでいます。
わたし(ちょっとだけ、目を開けないかなぁ・・!)
🦉「・・・(シーン)」
わたし(またあのウサギみたいな足を見せてくれないかなぁ・・!)
🦉「・・・(シーン)」
今回はずーっとスヤスヤ眠っていたので、過去写真を貼っておきます。
\ウサギみたいな足!!/
うふふ~、モフモフで、かわいいね!
\2羽目/
か、顔が見えない…
\3羽目/
そ、存在しか見えない…。
という事で、この日(11/23)は3羽見つけることが出来ました~。トラフズク、ありがとう~。
人が近くにいた方が、天敵などから身を守れることを、この場所のトラフズクは代々学んできているのでしょうね。たくさんの優しい人たちに見守られながら、この木がいつまでも無事にあるといいなと思った私でした。
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愛鳥講演会は粟島のオオミズナギドリのお話で、それはそれは大変楽しくためになり、かつ、ちょっぴり(だいぶ)切ないお話でもありました。
講師の平田さんが関西弁だった瞬間に、絶対おもしろい人、、と確信し、面白い上に内容も素晴らしくてあっという間の2時間でした。
粟島で繁殖しているオオミズナギドリについて、粟島での地方名「サバドリ」という名前の意味や、繁殖地が天然記念物に指定されていること、オオミズナギドリの暮らしと生態について、寿命について、そして粟島での保護活動までひろく紹介いただき、2時間でオオミズナギドリ(ひいては海鳥)についての理解が深まりました。
人間の経済活動によって著しく数を減らしている海鳥(海鳥だけじゃないけど)。寿命が長い代わりに繁殖のペースが遅く、一度減ると回復するまでに時間がかかるそうですが、ノネコや外猫による捕食圧と、街の光に誘引されることで起こる墜落事故(陸に降りると飛び立てない)で、粟島の多くのオオミズナギドリが命を落としている現状を教えてもらいました。
本当に胸が痛くて、どうしたら解決に向かうのか、考えさせられます。
野生動物との正しい共存とは?
人間は今のままでいいのか、それがいつか自分の首を絞めることになるのではないのか。ずっと考えていますが、そういうことは自然や生き物好きの方たちはみんな考えていて、自分に出来ることをしている。
さて、それを、この輪の中にいない人にどう伝えるか。
やっぱりそれは「輪をひろげる」ことが大事なのでは、と改めてなんとなく思う。人間以外の生き物の存在をまず知ってもらうことが大切ですよね。
私にできることは少ないですが、そういう気持ちを忘れずにバードウォッチングをしていきたいなと思いました。
後半文章だけになりました。スミマセン。みんなで頑張りましょう!
以上です。