お疲れさまです。
前回に引き続き高原で出会った野鳥をご紹介します。
コガラに会いたくて行った私ですが、お陰様でたくさんのコガラを観察することが出来ました😊
そして出会ったコガラたちをよーく見ていると、いつでもすごーく忙しそうにしています。
ツルマサキにて
枝にやって来てツルマサキの実をくわえるコガラ。
\赤い実GET~/
そのままピューっとどこかへ飛んで行っては、またやって来ます。
\忙しい忙しい/
\喉のちょび黒がかわいい/
何回もやって来ては、取ったツルマサキの実をくわえて、あちこちに飛んで行きました。
別の場所で
歩いていると「ディーディー」という可愛い声で鳴きながら、コガラがやって来ました。
葉の落ちた木の枝や幹を、小さい体ですばしこく飛び回っています。
\苔の生えた幹に止まって/
幹と枝の間の部分でなにやらホジホジしています。
また別の場所では、持ってきたツルマサキの実を木の幹のすき間に一生懸命埋めていました。
\ここに隠してあとで食べるの/
貯食という生き方
普段、標高の高いところで暮らしているコガラ。
ルリビタキやミソサザイやウソなど、繁殖期を山で暮らし、冬になると下界に降りてくる鳥たちがいますが、コガラに関しては冬場もあまり見かけないので、厳冬期も山に残る傾向が強いのかなと思います。
さて、雪に埋もれる高原の冬、彼らは何を糧に暮らしているのでしょう??私はずっと不思議に思っていましたが、今回のコガラたちを見て謎が解けました。
コガラは秋に貯えた食糧を、冬に取り出して食べながら生きている!
\このタネ(?)を・・・/
\ここに埋める!/
\じーっ/
インターネットで調べたところによると、コガラは10月に確保した食糧の内、86%を貯蔵していたようです。
また、地面や木の根元の方ではなく、降雪時も雪に埋もれない木の幹や枝のすき間が貯食場所として選ばれているそうです。
コガラは群れで行動圏を移動しながら、それぞれに食べ物を取っては貯えるという貯食行動をしているようです。
どうりで忙しそうな訳ですね。
今、食糧を貯めておかないと冬に飢えてしまう・・厳しい冬を乗り切るのは小鳥たちにとってやっぱり過酷だということが容易に想像できます。
あんなに小さい体で、貯えておいた小さな木の実を食べながら、雪に閉ざされた標高1,200mの冬を生きる。想像すると、その健気さと強さに心打たれますね。
\任せて!/
この子たちが厳しい冬を無事に乗り越えられますように。
私は下界からそっと祈る。
コガラの食事
木の実だけではなく、こんな草の種もよく食べていました。
\ぶらーん/
どこかに持って行くこともありましたが、その場でつついて食べてもいました。
\足で押さえて食べる!/
こんな草でした。名前わからずすみません。
これから訪れる長い冬の入口に立って、コガラや冬鳥たちの暮らしに少し思いを馳せた1日でした。
以上です。