お疲れ様です。
一昨日・昨日と職場の大きなイベントがあり、先週から怒涛のような忙しさで全然鳥を見に行けませんでした。
イベントも無事終わり、ひと段落ついた今日は、鳥友達のMちゃんが海に連れて行ってくれました。
山育ちなので、海を見ると無条件にテンションが上がる私です。
4月も下旬となり、これからの季節、海といえば・・・そう、シギ・チドリですが、今日はわたし的に珍しい光景が見られました。それは、、、イワツバメ!^^
砂浜の上や、海の岩場の上を、ピュンピュン飛んでます。
もう、ピュンピュン!!
で、見ていると、岩場の土のある所にみんなでちょいちょい降りるんですね。
こ、これは・・・!
\泥を集めている~/
そう、巣を作るための泥を、集めに来ているのでした。
おもしろーい!
見附市の高架下で営巣しているイワツバメは去年・一昨年と減少して、今はほんの1~2つがいしか見られないので、こんなにたくさんイワツバメが集まっているのが見られて私は嬉しくなりました。
泥だけでなく、細い枝や茎みたいなこんなのも集めています。
イワツバメは「建造物の壁や海岸の洞内の岩壁などに、泥と枯れ草を唾液で固めた椀形の巣を作って集団繁殖する」と図鑑にあります。
今までなんとなく、巣の場所は一緒でも、巣作りは各自のタイミングでやるんだろうと思っていましたが、今日のイワツバメを見て、巣材集めもみんなで一緒にやるのかー、とふむふむでした。
複数羽で飛んで、一緒に巣材を集めて、一か所に戻っていく様子を見て、イワツバメの集団営巣とはそういうものなのか、とまた一つ学習。
泥を集めて飛んでいった先は、近くの建物の屋根のひさし内側でしたので、帰りに下から覗いてみたら、やっぱり巣がありました。
去年の巣をリフォームし始めたばかりのようです。
↓ ↓ これは過去写真ですが、イワツバメは天井ギリギリまで泥をくっつけた巣を作ります。
こんな小さい鳥が、あんなに小さい口に巣材をくわえて、何往復もして巣を完成させるって、ほんとに凄いと思うのです。しかもただの泥がなんでこんなに壁にくっつくのだろう・・・??ツバメの唾液の成分が知りたい・・ボンド?
元々は岩場や崖に営巣していたイワツバメも、環境の変化で今は人工物での営巣が大半だそうです。本来の営巣環境じゃなくても、利用できるものは何でも使うたくましさに脱帽するとともに、でも、できれば昔ながらの岩場環境での営巣も見てみたいものだなぁ、といつも心のどこかで思ってしまう私です。
たくましさは美しいけれど、私たちは生き物が代替地を使わざるを得ない状況を普通に受け入れていて果たして大丈夫なんだろうか、とも思う。
すべては移り変わってゆくものですが、地球の上に暮らす生き物みんなが生き続けられる社会であって欲しいものです。
・・・ただの可愛いイワツバメから、またこんな話をしてしまった…
次回はシギチ編をお送りします♪
以上です。