5月に突入しました~!
渡り鳥がたくさん通過していく季節、今年はありがたいことに粟島探鳥旅行にお声がけいただいて、ゴールデンウィークの5月3日(土)・4(日)と、初の粟島探鳥へ行ってきましたので、ゆるゆるレポートしたいと思います^^
ここ2週間、のどの痛みが全然治らずに苦しんでいて、一時は粟島も行けるのか危ぶまれましたが、なんとか行ってくることができました(というか2日目にはよくなってた)。
ということで、今回は「オオミズナギドリ編」をお送りします♪
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普段、山手に住んでいる私にとって、カモメなどの海鳥は少し縁遠い感じがするのですが、洋上で暮らす海鳥はさらに縁がなく、なんというか「手の届かない存在」です。
今回、粟島までフェリーで1時間半。沖に出るので、オオミズナギドリが見られるはず!と、とても楽しみにしていました。
午前9時発の便で、出港!
\ボン・ボヤージュ!/
出港から30分ほど経過したところで、海鳥が現れ始めました。
こ、これはっ!!!!
オオミズナギドリっ!!!!?(初)
う、う、うれしい・・・嬉しすぎる。
タカの渡りみたいに、すごーく遠いところを、ちいさーい米粒みたいな感じで見られるのかと思っていたら、意外と近くて感激!
海面近くを、まるで「スイー」っという音が聞こえてくるかのように飛んで行きます。美しさとは、こういうことか。
オオミズナギドリ、わたしずっと「海上を凪ぐようにして飛ぶ」から、「大水凪鳥」だと思っていましたが、調べたら「大水薙鳥」でした。薙刀(なぎなた)の「薙」ですね。
どうやら、「荒海をものともせずに海面の気流を巧みにとらえて、体を左右に傾けながら、片方の翼で波頭を「切るように」滑翔することから、「薙」という漢字が充てられた」ようです。(ヤマケイ文庫『野鳥の名前』より)
ミズナギドリの英名Shearwater(シェアウォーター)も、「水を切る」という意味だそう。
↓ ↓ 姿が海面に映るほどのスレスレを飛んでいる!!
これが「水を薙ぐ」ですね。納得。
波にぶつかって着水するはめにならないのかな??と不思議でなりません。
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行く手にたくさん現れる、オオミズナギドリたち。
こんな光景見られてすごい。
色んなバリエーションのオオミズナギドリをどうぞ~。
オオミズナギドリはよく、陸地から飛び立てないと言われますが、海上では波間にできる小さな風を、その大きな翼でとらえて、足で水を蹴って飛び立っていました。
風のない陸地では、自力で飛び立つことができないため、営巣地などでは崖から飛び出すか、木にトコトコ登って飛び降りるかするようです。
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帰りの航路(5/4 16:00発)でも、たくさんのオオミズナギドリを見ることができました。
群れの中に船が突っ込んでいくような乱舞。
\逃げろー!/
翼が細長いのが、写真からもよく分かります。
海鳥の翼は、
- 長腕・・・アスペクト比(縦横比)の大きなグライダーのような翼は、低速では失速しやすいが、高速ではどこまでも行ける。
- 尖翼・・・空気抵抗となる翼端渦流が小さく、高速飛行を可能にしている。
広い海の上を生活場所に選んだ鳥は、広範囲を省エネで移動するための翼を持っている!
パチパチ~👏
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今回、オオミズナギドリを見ることができて、暮らしに「風」が必要な鳥なのだと実感しました。海上の風の力を本当にうまく利用している。
風力発電の勢いが増す昨今で、海岸線や洋上にたくさんの計画がありますが、風を利用したいのは鳥たちも同じ。人の暮らしを維持するために、誰か他の生き物が犠牲になるようなことがないように、十分に配慮してほしいなぁと、スイーっと飛ぶ鳥たちを見て改めて思いました。
【おまけ】
ぷかぷか浮かんでいたのは、ウトウ!!くちばしがまだ黒っぽいので、幼鳥のようです。
わーい^^
甲板でたまたま遭遇することができた若い野鳥写真家さん(とワタシは思っている)に厚かましくも、写真を撮ってもらったのでプロフィール画像を変えてみました。
しばらくこれでいきます笑。
次回はいよいよ、島に初上陸します~。
お楽しみに~。
以上です。
粟島へようこそ!
普段、見慣れているオオミズナギドリですが、離水シーンや飛んでいる姿をこうして写真で見てみるとかっこいいですね!!
思わずコメントしてしまいました。
またの来島もお待ちしております^^
>ほんぼさん
コメントありがとうございます!粟島の方に見ていただけるなんて、嬉しいです!^^
この度は遊びに行かせていただき、ありがとうございました。
旅館の方、お土産屋さんの方、フェリー乗り場の方皆さんに親切にしていただきました。
また是非お伺いさせてください~^^
楽しかったです。