各地に大雪をもたらした寒波もとりあえず抜け、積もった雪は多いですが日常が戻ってきました。皆さま、連日の雪かきお疲れさまでした。夜通しお仕事で除雪作業をしてくださった方々にも本当に感謝です。ありがとうございます。
昨日の夕方、三条市の実家に寄りましたら、玄関までの庭がモーゼの十戒みたいになってて少し笑えました。いえ、うちは父が片マヒで役に立たないので、これ全部かーちゃんがやったのか・・・と少し複雑な気持ちに。いや、父は病気になる前からやらなかったから、今までもずっと母が雪かきしてきたんだった・・・。

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さて、寒波が抜けたので、シロチドリは海で元気にしているかな?と思い、浜へ行ってみました。
いつもは海へ近づくにつれて雪の量は減っていき、海沿いはほとんど雪がないイメージですが、今日は海でも15センチくらいの積雪がありました。どこもかしこも雪で狭い。
そして今日はついに砂浜にも積雪が。

波打ち際を除いたすべての砂浜が雪に覆われていました。汀線から5~10mほどしか浜がない状況。

おー!シロチドリはいるかなぁ、、?
・・・
いました。すぐいました。

今日は全部で3羽、私の観察時間1時間のあいだじゅう、ずっと採餌をしていました。

いつもは浜辺を縦横無尽に利用している彼らも、今日ばかりは残されたわずかな砂浜での活動を余儀なくされているようでした。

観察する際は近すぎない距離にスコープと椅子を置いて見ているのですが、今日は何度も向こうから近づいてきては私の目の前を行ったり来たりしていました。こちらはありがたいのですが、なんとなく「アンタにかまってる暇ないわよ」という感じの必死さが伝わってきます。
\あっ、今忙しいんで!/

雪がある時のシロチドリを初めて観察したのですが、ひとつ分かったことは「雪の上には上がらない」です。
雪があるギリギリのところまでは採餌に使うのですが、雪の上に乗って何かをすることは、見ている限りではありませんでした。

今日の動画はシロチドリがひたすら採餌をする様子です。雪の感じもご覧ください。字幕少しつけてあります。途中、友達のミユビシギが出てきます。
今日はずっとこんな感じ。この浜でどうやって休息するのだろう?というのが気になりましたが、休むことなく行動していました。
浜が狭くなってしまって、エサはあるのだろうか?と心配になってしまいますが、どんなに大雪が降ろうと波打ち際だけは絶対に埋もれないので、その点は安心材料ですね。
そういえば、以前イソヒヨドリの講演で聞いた事を思い出しました。砂浜は常に海からエサ資源が供給されること、生物生産性が高くなるのは、春夏は森林だけど、秋冬は海だということ、イソヒヨドリの場合、冬場にエサを獲得する場所の52%が汀線から5m以内ということ、エサ資源の66%はアミ・小魚・海藻などの漂着物だということ。
一見何もなさそうに見える浜や波打ち際も、実は私たちの目に見えないだけでちゃんとエサになるものがあるのでしょうね。
シロチドリはそれをちゃんと知っているから、厳しい新潟の海でもいけると踏んでいるのでしょう。雪の上に乗らないのも、自身が砂浜に溶け込む保護色なのを知っているからのように思えてなりません。


オスは夏羽できれいでしたが、おしりの辺りに見慣れない汚れが・・・油汚染ではないといいのですが、すこし心配。


明日は気温が6℃まで上がるそうですので、この雪も減ることでしょう。あの寒波をどうやって過ごしていたのか気になるところですが、元気でいてくれてよかったです。
私はいつも浜にいてくれるシロチドリが、気付けば大好きになっていました。チドリんずとして、彼らのためにできることを一つずつやっていけたら、と思っています。
以上です。

