タカの渡りがいい時期を迎えています。
昨日は見附市でハチクマ・ツミなど250羽以上の渡りが見られましたが、なんと白樺峠ではハチクマが473羽も飛んでいました!!すごっ。
白樺峠というと、タカの渡り的には北海道など北から渡ってきたタカが、秋田・山形・新潟を通り、定説では新潟県の中越エリアから内陸に入って、山本山・十日町を抜けた先の直下流に位置する場所です。
そのことから、白樺峠を通る個体は、基本的には新潟県を通過しているはず、と思っているのですが、昨日のハチクマはいつの間にそんな大群が通過したのか、私は心当たりがありません笑。県内の主だったルートはありますが、見られていない場所を通過している可能性も大いにあると思うと血が騒ぎますね。
なお、長野県はタカ渡りで有名な久野さんがハチクマの研究をしていた場所なので、もともとの生息数も多いのでしょうね。
う~ん、白樺峠すごい存在です。
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さて、今日も朝から晴天!見附市で8:30スタート。
今日の最初は8:50のサシバ2・ツミ2。昨日の今日で、どうかな?と思いましたが、空はすっかり落ち着きを取り戻しています😝
ほとんどのタカは遠く、今日は9時台の早い時間から高かった。時折、上空に数羽のタカ柱が現れるも、多くは単発で渡って行く。

時々近くをハチクマが通過。

全然飛ばない訳じゃないけど、ピークの後で「こんなものかな?」という感じの日でした。これからは山本山の方が断然おすすめです^^
2025年9月16日(火) 新潟県見附市 8:30-12:00
サシバ 11
ハチクマ 39
ツミ 32
トビ 1 計83羽
おすすめアイテムの紹介
今シーズンから新しい秘密兵器を導入しました。秘密兵器ですが、皆さんに使って欲しいのでご紹介します!😝
5倍の双眼鏡です。
5倍?タカの渡りなんて倍率が高い方がいいんじゃないの~?と思ったそこのアナタ、私もずっとそう思っていました。ですが普段使っている12倍の双眼鏡だと、視野が狭くてタカを探すのが大変なんですね。インターネットで何気なく見つけたこのヒノデ 5x21-A6が何だか良さそうだぞ、と思って購入。シーズン初日から使っていますが、「めちゃくちゃタカが見つかる!」のです。
私の編み出した使い方は(←えばるな)、まず5倍機で視界全てを見る→どこかにタカが見つかるので、識別できそうならそのまま見る、遠かったら12倍またはスコープで見る。です。
要は、タカを探す→5倍機、識別する→12倍機またはスコープという感じで使い分けます。これ、ほんとにおすすめです。今から買えばまだ今シーズン間に合うかも!詳しくはヒノデのホームページをご覧ください^^ (ヒノデの回し者ではない)。
タカ見の友の小鳥たち
この時期、タカの渡り観察をしていると、タカ以外の鳥もたくさん見ることができます。見附での初日に驚いたのは、カラ類と一緒にキビタキのオスがいたこと!久しぶりに見て嬉しくなりました。
また、小鳥が飛んできて木のてっぺんに止まった!と思って見たら、エゾビタキでした。おぉ~、エゾビも渡りの途中だねっ。
イカルも50羽ほどの群れで飛んで行きました。なかなか壮観。写真なくてごめんなさい。
今年はカケスがやたらと元気で、複数羽で飛んだり騒いだりしているところをよく見かけます。顔が相変わらず「チョイワル」な感じでグー👍✨
\ Jay~ Jay~/
ヒヨドリはまだそんなに大きな群れは見ていません。ヒヨちゃんは秋の深まりと共にかな?
GPSサシバのクラファン開始
日本鳥類保護連盟が行っている奄美大島のサシバにGPSを付けて渡りのルートを解明するプロジェクト「絶滅危惧種サシバの保全を皆の手で。渡りの全容解明への挑戦」のクラウドファンディング第3弾が本日よりスタートしました。
https://readyfor.jp/projects/jspb2025
GPSサシバの中には新潟県を通過していく個体もいて、県北の方では繁殖もしているようです。寄付をするとプロジェクトからメールでお知らせが届きます。GPSでその個体の渡りのルートやお気に入りの中継地などが分かって深追いするとすごく面白いです。よかったら募金にご協力ください^^
以上です。