フクロウの初列風切羽

お疲れさまです。

梅雨明けした途端に猛烈な暑さがやって来ました。しかも今後2週間くらい晴れマークの予報です🔥

野外活動をされる方は、日差しを遮るものや、こまめな水分補給で熱中症対策してくださいね!

さて、前々回の大平森林公園で拾った鳥の羽根を調べてみました。

\この羽/

アスファルトの上に落ちてやや張り付いていたので、「傷んでるかな??」と思いましたが、例の如く(過去記事:鳥の羽の洗い方)きれいに洗って乾燥させたらすっかりピカピカのフワフワになりました✨✨

\じゃーん♪/

という事で、手元の羽根図鑑(文一総合出版 BIRDER SPECIAL羽根識別マニュアル)で調べ、かつ図書館へもGO!

結果、フクロウの初列風切羽でした🦉^^ホーホー。

風切羽ってどこ??についてはやや古めかしいサイトですが、こちらご覧ください。

\図書館の本はコレ/

文一の図鑑を見ると、この羽根はP8でした😉

羽根の特徴はこんな感じです。

先端の方に、初列風切羽の特徴である欠刻(けっこく)があります。

羽根の表面はベルベットのような細かい起毛で覆われていましたが、これは国内ではフクロウ目とヨタカ目に見られる特徴のようです。

\分かりますか??しっとりしてます/

ちなみにフクロウ類の羽根の最大の特徴は「セレーション」。

セレーションは翼に風が当たる部分に発達した羽根のギザギザの部分です。闇に紛れて狩りをするフクロウなどの夜行性猛禽類は、このセレーションが飛翔時の音を消して獲物に気付かれにくくしているそうです。

P10の外弁のフチにあるみたいです。このページが分かりやすいです。

\内弁のこれもセレーション??/

他の鳥の風切羽も見てみましたが、内弁のフチはいずれも直線でした。

フクロウの羽根は表面の細毛といい、セレーションといい、消音効果に優れているのがよく分かりました。

鳥の体は、それぞれの生きる環境に合わせて、くちばしやら足の長さやら翼やら皆んな違っていて、生き物の進化の面白さを垣間見れますね。

偶然拾った「ナゾの羽根」1枚からこんな事が分かるなんて、やっぱり野鳥観察って楽しいです♪

最後に、今年の5月に撮ったフクロウのヒナっ子の写真をどうぞ。

\ぽわぽわできゃわわですね/

母フクロウには早々に気付かれ一瞬で飛ばれてしまいました(ので写真なし)。

子育て中のため早々に撤収。今頃どこかで大きくなっている事と思います。そして私はいつか大平森林公園でもフクロウに出会えるといいなぁ、という夢を持ち続ける事にします^^

今日も読んでいただきありがとうございました。

暑くなってきましたので更新停滞しそうな予感です。

以上です。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です