今日は完全に雑談。
最近ひしひしと痛感するのですが、私はここ何年か、鳥が好き過ぎて、鳥以外の情報にほぼ無頓着でいたら、だんだんと周りの人との会話が出来なくなって来てしまいました・・笑!(・・えるのか?!)
なので、たまには趣向を変えて…宮部みゆきの、好きな小説を読み始めました。いやほんと読みたい小説がたくさんあるのですが、その時間があったら鳥の図鑑を見ていたいと思ってしまうの、どうなんでしょうね。ね?
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さて、先日、紫雲寺の愛鳥センターに行く機会がありましたので、1月に収容されたというコアホウドリの標本を見てきました。
コアホウドリは主に北太平洋に分布する鳥で、日本海側での記録は少ないそうです。収容される前々日からの強風により、陸地に接近し、港湾内の何かにぶつかったようで、収容翌日に死亡したとのことです(野鳥新潟205号)。
\仮はく製/
私が想像していたよりも、大きい鳥でした。
(「コ」アホウドリなので、小さいのかと・・😅)
全長74cm(鳥の全長は、鳥を仰向けに寝かせた状態でのくちばしの先から尾の先までの長さです)。
で、ここからが本番なのですが、
翼 が と に か く 長 い ! ! !
なんと翼開長205cmとのこと!!
すごくすごく細長~い翼で、とてもびっくりしました。
そして、比較に丁度いい翼が、都合よく近くにあるんですね^^
これはクマタカの翼です。
もちろん体形が違いますが、クマタカの全長はオスで70-75cm。コアホウドリとだいたい同じ大きさとして、クマタカの翼開長は約150cm(図鑑には140-165cmと記載)。コアホウドリの205cmがいかに長いか少し想像できますでしょうか?
クマタカは障害物の多い森の中を飛ぶため、木々にぶつからないよう翼が短く、その代わり幅が長くなったと以前教えてもらったことがあります。そう考えると海の上を飛ぶコアホウドリの翼の長さのワケが見えてきますね。
そして鳥は長距離を飛ぶ種類ほど、翼が長くなるそうです。
体の大きさが同じでも、生息環境や暮らし方によって形態が変わってくるの、面白いし生き物の進化の歴史を感じますよね。
コアホウドリの標本を見ている時、なぜか日本から遠く離れた遥か洋上で、海面すれすれを風に乗って飛んで行くコアホウドリの姿が頭に浮かんで離れませんでした。
仲間に会えたかな?
ちなみに標本を製作された方に伺ったら「本当は両翼を広げた姿で展示したかったけど、スペースがなかった・・」との事でした。
大きいもんねぇ、2m!
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ちょっと調べものや、思考の整理でデスクワークをしています。パソコン見たり、スマホを見たりしている時間が長いと、「何もしてない」感に襲われますが、そういう時間も必要で大事なんだと自分に言い聞かせ…
窓の外は、なんだか鳥の声で賑やかで、ふと見たらヒヨドリが雨どいに可愛く止まっていたので、思わずパチリ。
うふふ~。
季節が初夏から夏に変わろうとしているのが、目に見えるような今日この頃。
夏はもう、きっとすぐ隣町辺りまで来ているのかも。
今年は普通の夏でお願いね。
以上です。