平野部でも木々の葉が色づいてきて、気付けば立冬も過ぎ、季節がグラデーションのように移り変わっていきます。
11月に入ってしばらく経ちますが、秋の渡りの時期が終わって、あんなに忙しかった毎日がウソのようで、どことなく気の抜けている私です。
今日は、最近の激ゆるバードウォッチングの様子をお届け。途中、命がけだった瞬間は次回。
キッチンの窓から木の上のキジ
ある雨の朝、いつものようにキッチンの窓から外を眺めると、、、
「!?!?!?なにこれ?」

雨で濡れそぼったボソボソの背中が真っ先に目に入り、何かと思いましたが、キジのオスでした。
キジは夜、天敵に襲われないために木の上で寝るといわれています。過去、この庭で休むために木に登っているメスのキジを見たことがあって、その時に「キジが木に登るのは本当だった・・!」と思ったのですが、こんなに身を隠す要素のない木のてっぺんにいるキジは初めて見ました!

地上からの高さは3メートルほど。朝方、雨の中、見晴らしのいい木のてっぺんで、一体何をしていたのだろうか・・・謎である。
ちなみにキジの木の上り方ですが、地面から羽ばたいて低い枝に飛び乗り、そこから枝を伝ってじりじりと登っていく、でした(過去観察)。降りる時は一気に飛び降りる。
ジョウビタキ、口の大きさ
別の日、キジが止まっていたのと同じ桜の木にジョウビタキが来ていました。
見ていると何やら大口を開け始め・・・

アワアワと細かく頭を振った後に、消化されない木の実の皮をペッと吐き出しました。写真で見るとあまりの口の大きさに少し笑えてきます。
鳥は顎の関節がないのかな。鳥のことを知る前は、鳥の口って「<」←の形に開くと思っていましたが、実際は「匚」←こういう感じで開くのに最初びっくりしました笑。
ジョウビタキが庭にいるのは地味にうれしい。
かわいいセグロさま
こないだ海に行った時に、すごい数の小鳥が北から南へと渡って行く場面に遭遇しました。20~50羽の小鳥の群れが、途切れることなく次から次へと渡って行く。種類はツグミやアトリ、マヒワなど。のべゆうに1,500羽くらいは飛んでいて、小鳥の渡りとはこういうことかぁ~!と実感しました。
その時に、人の足もとでずっとちょろちょろしていたのがこのセグロセキレイ。

渡りの小鳥を見るのに夢中だった私の脇で、なんかウロチョロしていたのが可愛かったです^^
超豪華カラ類混群
11/8(土)は長岡野鳥の会の今年度最後の市民探鳥会でした。会場は東山ファミリーランド。クマが心配でしたが、大勢なら大丈夫という事で、晴天の中、みんなで紅葉のきれいな山道を歩きました。

この日の目玉は何といっても「カラ類混群が超豪華メンバーだった!!」です。
チーという地鳴きに続いて、次々と木々を移ってはちょこまかと動き回るカラ類。シジュウカラ・メジロ・エナガ辺りかな?と思ったら、この日の構成員は
- シジュウカラ
- ヤマガラ
- エナガ
- メジロ
- コゲラ
- コガラ
- ヒガラ
- キクイタダキ
のフルメンバー!!!(カメラ持っていかなかったので写真なくてごめんなさい)
特にコガラとキクイタダキには感動しました✨✨✨山から降りてきたんだね🥺
年度最後の探鳥会が、とてもいい思い出になりました♪
コハクチョウ増加
激ゆるバードウォッチングの締めくくりは、新潟ならではの田んぼのコハクチョウ。3週間ぶりに見に行きましたら、その数はかなり増えて、もう複数の群れであちこちの田んぼにいる状態でした。
(渡って来たばかりの頃は1カ所にいる)
よく渡ってきたね。

青いイネの中で過ごすコハクチョウの姿は、どこかセンチメンタルで甘酸っぱい雰囲気。きれいです。

コハクチョウやマガン観察における私の最大のモットーは「警戒させないように気をつける」です。
そこにいると思うと、どうしても近づきたくなるのがカメラを持っている者のサガですが、撮りたい気持ちをぐっと抑える。脇まで行かない。鳥に無駄な行動をさせない。毎度、自分にそう言い聞かせています。

写真でしか分からないことはたくさんあると思う一方で、現場ではカメラを覗いている時間に得られるものの少なさにも気付く。田んぼでの観察は車の中からスコープで見る、に勝るものはない。写真はスマスコで良しとしよう😝

これは私の観察・撮影スタイルなので、人それぞれで良いと思いますが、なるべく鳥をおびやかさない観察をしましょうね!私たちにとっては趣味・娯楽だけれど、相手に取ったら脅威だったりしますので、それを忘れないように気をつけます。
激ゆる鳥見の近況報告は以上です。
次回はクマに遭遇する話😱

