ミユビシギ、白くて丸くて足が速い。

11月に突入しました~!

年末が見えてきて、心の中のどこかにすでにコタツで紅白見てる絵が浮かんでいます・・・!!早いものです。

寒がりな私は、先日もうウールのコートを出して着始めました。季節は足音を立てて進んでいるようです。

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今日は朝から快晴でいいお天気!ノスリが飛びそうだなぁ~と思いつつ、浜辺が気になり海へ出かけてきました。

新しい双眼鏡が届いた!

普段、山手住みのわたしは山に鳥を見に行くことが多く、海には冬しか行かなかったのですが(カモメ・海ガモ)、全国的にシロチドリが減少していることを知り、彼らの暮らしが知りたくなったので、時々海に行くことにしました。

朝9:40、海はカラスしかいなくて静か。

青い空に、青い海。絵に描いたような風景で、チドリもいないし、これは完全なリフレッシュタイムでは?と思って、ここぞとばかりにのんびりする。広い海はいいぞー!クマもいないぞー!と、伸び伸び。さぁ、気長に鳥が来るのを待とう。

ほんとにまったりして、持参したお昼を食べて、ちょっとウトウトして、ハッと辺りを見渡したら、波打ち際に鳥の姿が。

来たーーーーー!!

少し遠いけど、ここで立ち上がって歩いて近づいたら間違いなく飛ばれてしまう。待っていたら来るでしょう、と思って待っていたら、採餌しながらこちらにやって来ました。

ミユビシギ~♪

今日も、白くて丸くてかわいいね!

足がめっちゃ速いので、待っているとあっという間にやって来ます笑。走りながら、くちばしを砂に突っ込んで採餌をする。

わたしの目の前を通過~。待っててよかった♪

足が速い動画を置いておきますので、ぜひ見てください。

スピードランナーすぎて、カメラが付いていきません🤣

シロチドリ「ボクもいるよ!」

シロチドリとミユビシギが何となく一緒に過ごしているのを見ると、心がなごみます。種類は違うけど、共通点も多い彼ら。仲良さそうです。

ひとしきり採餌をしたミユビシギは、シロチドリが丸くなって休んでいるところへ合流して羽繕いをした後、頭を背中に収納して眠り始めました。

彼ら1日をこんな風に過ごしているんだろうな。

ピンクの矢印:シロチドリ 青い矢印:ミユビシギ

これからの季節、暴風や時化や嵐の日は、砂浜もすごく過酷だと思うけれど、どうやってしのいでいるのだろう。うまく避難できる場所を見つけてあるのだろうか。興味が湧いて、調べて見たいが、危険なのでやめとく。

シロチドリたちは、遊びに来た人や猛禽類に驚いて時々群れで飛びます。観察する際は近づきすぎないようにして、彼らをのんびりさせてあげましょうね。

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海にマガンが1羽いました。渡りの途中かな~と思いましたが、あんまり元気がなさそう。気付いたらカラスに取り囲まれていました。弱っていたんだろうな。

何年か生きた成鳥と思われる個体でした。カラスは私が一度追い払いましたが、その後生きていけるかは、この個体の寿命や体力、生きる力にかかっている。ここに1羽でいるという事は、もしかしたら群れに付いていけなかったのかも知れない。

たくさんの鳥が、複数年にわたって渡りを繰り返す中で、どうしても脱落する個体も出てくるのだろう。私が毎回どんなに「ぶじに渡れ」と言っても、命はいろんなタイミングで終わる。終わった命は火葬場で焼かれたりせずに、他の生き物の糧となり自然に還る。

こんなシーンもあるのが自然界で、だからこそ一瞬一瞬が輝いて見えるのだろう。うらやましいなと思う。

以上です。

 

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