タカの渡り最終日

10月も最終盤です。

今日は待ちに待った、晴天と休日とノスリの渡りが重なりそうな日!昨日からウキウキして出かけてみました。

8:40到着した瞬間にノスリが3羽続けて通過。これは幸先がいいぞ!と思ったものの、しかしその後はさっぱりでした😢

結局、今日のノスリは全部で25羽。200羽くらい飛んでほしかったですが、わたしが最終便に間に合わなかったのか?こればかりは・・・。でも、今日の見どころは「ハイタカとツミが全部いいコースを来た」ことです。

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飛び方がノスリや他の猛禽と全然違うので、かなり手前でまずハイタカ属という事は分かる。さて、問題はそこから。

  1. ツミ
  2. ハイタカ
  3. オオタカ

この3択の中から識別点を見て〇〇!となる訳ですが、これがまぁまぁ難しい。

最初に飛んだこいつは直感で「ハイタカ!」と思いましたが、最終的には写真で確認。翼指が6枚、P5の突出や翼下面のしましまから、ハイタカでした。

8:48 ハイタカ

双眼鏡で見ても、飛んでいるタカの識別点を押さえるのは難しいなといつも思います。修業が足りぬ・・・!ちなみにどのハイタカ属も羽ばたいて飛んで行くのでスピードが速い!!

ほとんどが、双眼鏡で見るか or 写真で撮るかの一瞬の選択を迫られます🤣

さて、こいつは??

10:02 ハイタカ

ぱっと見ツミっぽいですが、あまり開かない翼指を数えて6枚。これもハイタカ。↓ は同一個体の別角度。

距離が近いためがんばって識別点を見ようとするも、早すぎて写真を撮るのに精いっぱい。で、写真判定!

さて、こいつは?

10:20 ハイタカ

これもハイタカですね。

今日はたくさん見られて嬉しい限り!

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ハイタカ属で悩んでハイタカかと思った鳥はツミでした。

これ ↓ ↓ は大きさもツミより大きく感じ、横から見た感じもハイタカっぽかったですが、ツミの要素もあり難しかったです。今思えばツミとハイタカの飛び方の違いがすぐに出てくれば分かったかもですが、久しぶりで失念していました笑。

こうやって写真で見ると迷いようもなく一瞬でツミのJと分かるのですが、現地で双眼鏡で見ていると、腹の模様もよく見えなかったりして、なかなか悩む私です…。ハイタカ属って本当に難しいな・・・これはカメラに感謝。

10:59 ツミ

これもツミJ。これはすぐにツミと分かった!

10:12 ツミ

毎年ハイタカ属に苦しめられているぞー!!😝

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ノスリも初めは近くを飛んでくれました。きれい。なんか、丸すぎ。

10:18 ノスリ

久しぶりに見たノスリは雲一つない青空を悠々とやって来て、しばし螺旋を描いて流れていく。その姿に、9月に見送ったタカたちの姿も重ねて胸が熱くなる。

人はきっとその思いを渡り鳥に託す。

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秋晴れの空は、タカ以外の鳥の方がむしろ賑やかでした。

頭上をいくつも通過するマヒワの群れ。マミチャジナイがツリーっと鳴いて飛ぶ。ヒヨドリもまだ渡ってる。アトリは群れでばあっと現れる。

アトリ。シャッターが間に合わない

途中、隊列を組んでこっちに向かってくる集団が。ガンか?と思いましたが、近づいてきたらカワウでした^^

11:24 カワウ

美しいV字です。

カワウの渡り42羽

あったかい関東辺りにいくのかなぁ??

シーズン終了します

大好きなタカの渡りですが、この10月はなかなか都合が合わず、ノスリの渡りに行けたのは結局、今日を含めて3回だけでした。そのいずれも「もっと飛ぶと思ったのに、そうでもなかった」感じで、やや不完全燃焼ぎみ。ハイタカ属狙いでもう少し通ってもいいのですが、他の鳥も見に行きたいですし、気持ちが冬モードになるので今日でタカの渡り2025は終了にします。

今シーズン通して通った回数23回、見送ったタカの数は、サシバ964、ハチクマ515、ツミ447、ノスリ150などなど、計2,267羽でした。

みんな今頃どこの空の下かなぁ。

今シーズンもたくさんの方に支えられてやって来られました。情報共有してくださった方々、ルート調査を一緒にやってくれた方々、カウントを助けてくれた方々、Xにカウント数を上げてくださる各地の渡りカウンターの皆さま、楽しくお会いした皆さま。こうやって書いていると、みんなの顔が浮かんできて涙が出てきます。。

本当にありがとうございました。

これからも、鳥が渡って行く空を守るために、がんばっていきましょう~!また来年も何卒よろしくお願い申し上げます。

お疲れさまでした!!

以上です。

 

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