ハチクマ春の渡り観察

5月もあっという間に中旬。

山ではタニウツギやウワミズザクラが見頃となり、食卓には最後の山菜がのぼっています。今年はタケノコ不作らしく、全然食べられなかったな・・・。

さて、ハチクマ前線が北上中?今年はパラパラと来ているのか?私は経験が浅くてよく分かりませんが、とにかくハチクマの春の渡りの最盛期です!

思えば、今年は4/20にMちゃんの「野積(海岸)でハチクマを見た」という情報を皮切りに、5/2粟島で1羽、5/11に大平森林公園で1羽を目撃していて、ぽつぽつハチクマに触れる機会がありました。

今まで気づかなかっただけで、けっこう身近なところや意外なところも飛んでいるんだなぁ、という感想です。

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ということで、春の野鳥シーズン真っ只中で、山の小鳥も渡りのシギチもいいですが、タカの渡り好きな私は今日はハチクマの渡り観察へ行ってきました~!

山本山のポテンシャルを信じている私は、今日も小千谷市へ。

今日は、朝からずーっとモヤがかかっていて、遠くの視界は不良。「春霞、晴れないなー」と思っていたら、PM2.5だったみたい🥺

8:30観察スタート。

9時前にねぐら立ちなのか?ハチクマ3羽、サシバ1羽が下から上がってきて、幸先のよいスタートでした。

最初は気温18℃くらいでしたが、少しづつ暖かくなるにつれて、ハチクマが結構下から上がってきました・・・近いです。

街の上を飛んで、らせんを描いて上昇してゆく。秋に見ている光景を春にも見られて感無量。向かう方向は秋とは反対方向、帰って来たんだなぁ!!

そして、The・春なのが、この「雪山背負って飛んで行く」シーン。新潟の春の渡り観察っぽくて、大好きなシーンです。

おかえりなさーい。

タカの渡り観察は、大体タカが遠いというのが相場ですが、今日は予想に反して近くを通り抜けていったタカが多く、写真がけっこう撮れました。

これは雪山バックの欠損ハチクマ。

渡り観察をしていると、こんな風に翼に欠損のある鳥を時々見かけます。不便そうに見えますが、たくましく生きているんだと思っています。

この欠損ハチクマ、辺りをだいぶウロウロして飛んで行きました。(↓ ↓ 同一個体)

気温の上がり始めた10:30頃からタカが飛び始め、10時台・11時台でほとんどのタカが渡って行きました~!

中にはディスプレイフライトをしながら飛んで行くハチクマもいて、心の中で「おぉー!!」と感動。ハチクマのディスプレイフライトは、大きな波状飛行をして、翼を上でパチパチ(バンザイ)します。おもしろい~!!

成鳥のオスが多く、やっぱりメスは後から来るのかなー?と思いましたが、メスもいました。

そういえば、久しぶりなのでハチクマの飛行の様子を動画に撮っていたら、サシバがスクランブルをかけに来た様子が撮れました。40秒あたりからどうぞ~。

この場所は下で普通にサシバが繁殖しているので、そのなわばり上空に来た侵入者を追い出しに、飛び出してきたようです。

ハチクマ2羽にサシバが3羽。一瞬空がにぎやかに笑。

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ピークの時間を過ぎたらまた飛ばなくなりましたが、今日は24羽のハチクマの渡りが見られました。山本山の力をもってすれば、今日あたりもうちょい飛んでもよさそうなものの、と思いつつ…。

ハチクマの国内での渡りルートは、まだまだ分からない部分も大きいようです。春は単純に逆ルートを来るのか?それとも未知のルートXがあるのか?

全国でタカの渡りカウント調査をされている方々の努力の結晶で、いつか答え合わせのように色んなことが分かる日がくるといいなぁ。皆さんの、地道な観察に本当に頭が下がる思いの連続ですし、心から敬意を表します。

私はほとんど情報を見ているだけですが、タカの渡りが本当に大好きです。

また時間と天気が合ったら、渡り観察に行きたいところ^^皆さん、一緒にいかがですかー??

🐤🐤今日の野鳥🐤🐤

2025年5月14日(水) 小千谷市山本山 8:30-13:30
ハチクマ24
サシバ4(渡り)
ハイタカ1
※下で繫殖しているサシバもそこそこいるので、サシバは「これは明らかに渡り」というのをカウントしました。

以上です。

 

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