タカの渡り観察 2022.10.2|イヌワシが舞った日

お疲れさまです。

書くのが遅くなり1日遅れとなりました。10/2日曜日の報告です。

サシバ・ハチクマがメインのタカの渡りシーズン前半戦、最後の週末。タカの数も落ち着いているこの頃です。展望台では観察会も開かれ、ゆったりした雰囲気の中、渡りのノスリがいくつも通過していきました。

・・・そう、でも、この日はノスリじゃなかった。

観察会も終了し、人がはけた11時25分。川口SAの上空を一羽の猛禽が飛翔。黒くて大きい鳥。「この鳥は・・・?」

と、その時背後からIさんが「イヌワシ!」・・・!

シーズン1回は出るようですが、まさか今日だったとは…。

私は過去イチ近い距離でイヌワシの飛翔を見ることが出来ました。

見ている限りではこの動画(↓)の最初に1度だけ軽く羽ばたいて、あとはずーっと風に乗って、空気に乗って、飛んで行きました。

手持ち撮影のため見づらいですが、手が震えて・・・という事でご笑納ください😂

 

私の第一印象は「黒くて大きい」でした。その後、翼の細長さや、体下面の白斑などをよく見ることが出来ました。亜成鳥のようです。

ゆったりと、雄大に飛ぶさまは、あまりに立派で神々しく、「鳥」の域を超えつつある存在感の大きさを感じました。

ただ飛んでいるだけの動画ですが、貴重なので上げておきます。

 

日本に約400~500羽しかいない絶滅危惧種で天然記念物のイヌワシ。

見られて嬉しい気持ちと同時に、その存在感と貴重さを感じてすごく重い気持ちになりました。

私たち人間は、この鳥を絶滅させることなく暮らしていけるのだろうか・・・?

イヌワシは生態系の頂点に立ち、その種を守ることで生態ピラミッドの下位にある動植物や生物多様性を守ることが出来る「アンブレラ種」と言われています。

私たちはその傘の中にいるすべての生き物たちに生活を支えられて生きていられるという事を、身近な人にもっと伝えていきたい。そんなことまで思った私でした。

渡り観察前半戦の終了に相応しい大物鳥の出現で、充実した反動でのヌケガラ感漂うひとときでした。

その他の写真はこんな感じ❗

\エゾビも旅の途中💼/

\眼下のノスリ/

\近くを飛んでくれたノスリ/

\ツミ「先に行くよ~」/

ということで、これからの後半戦はノスリやツミなどハイタカ属の渡りが見られる季節です。一度渡りの谷間(鳥が飛ばない日々)があって、それからノスリが増えていくようです。

またお天気のいい日にぼちぼち出掛けてみようと思います。

後半戦もよろしくお願いいたします。

🐤🐤今日のカウント🐤🐤8:00-12:00

サシバ・・・1
ハチクマ・・・4
ツミ・・・14
ノスリ・・・43
トビ・・・3
ハイタカ・・・1
イヌワシ・・・1

【計67羽】

以上です。

2件のコメント

  1. こんにちは!
    イヌワシの飛翔動画も写真も素晴らしいです。

    10/3に行ってみました(2回目)。
    しかし天候がすぐれず上昇気流が弱かったようで・・・

    トビが近くを飛んでくれた他ははるか遠くにツミがトビに絡まれていたのを
    辛うじて確認、それも一緒に展望台に居られたベテランの方から教えてもらってですが。
    にぎやかな前半戦は終わってしまったのかと寂しい気持ちになりました。
    エゾビタキも来たらしいですがカメラに収めるまでにはいかず

    もっと野鳥優先で「のめりこまないといかん」ですね。

    また貴重な情報を待っています。よろしくお願いします。

    1. MATUさん、お世話になっております。
      山本山に行かれたのですね!
      この時期は渡りの数も減って、日によって波がありそうですね。
      これに懲りずに、またノスリがたくさん飛ぶ日に来てください^^
      のめり込まなくても、「運」によるところも大きいです!!笑
      でも、のめり込むと情報量や判断材料が増えて確率も上がりそうですね。
      ほどほどのバランスの良いところで行きましょう~♪

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