6月最終日です。
みなさん、上半期はどんな半年でしたでしょうか?私はココちゃん🐈が死んでしまって悲しかったですが、それ以外はつつがなく、変わりなく。平和がいちばんです。
最近、おもしろい(ちょっと切ない)観察ポイントを見つけたので、機会があればそのうちご紹介します。お楽しみに~。
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今日は、朝5時に目が覚めたので、地元の大平森林公園へ。
鳥たちはまだ元気に鳴いています。
一等地に陣取った若キビタキは、まだ懸命にさえずっている。ずーっと、激しくさえずり続けていて、もしかして、メスが来てないのかも・・・と心配になってきました。羽の一部分に茶色の羽が残る、昨年生まれのオス。
なわばりを持って懸命に鳴いても、メスが来ない場合ももちろんあるだろう。そうして秋に海を渡って東南アジアに帰り、また来年やって来ることが出来れば、次はきっと見た目も美しいオスになる。
きびしい世界ですが、がんばって欲しい!
そもそも若い時というのは、失敗したり、怒られたり、思うようにいかなかったり、そういう経験を積み重ねて、成長してゆくのだ。人生はよく出来ている(何の話!?)。
(写真の腕が✖でキビタキの写真は撮れず)
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散策路を歩いていると、唐突に大声を出しながら現れるヤマガラ!!
\ビー!ビー!ビー!/
ヒナが近くにいそうだな・・・ごめんごめんと思いながらパシャリ。早々に、振り返らずに立ち去る。羽がボロボロで、1ヶ月お風呂に入っていません、というような雰囲気だった。子育てお疲れさま。自分のことなど後回しで、巣や卵やヒナを最優先にするこの時期の野鳥たち。忙しさ極まる頃でしょう。
その後も、歩いていたら同じシチュエーションでシジュウカラに鳴かれてしまった。いつもの散策路なのだ、御免、と思いながら立ち去る。
こんなに大きな人間相手に、勇敢だよなぁ~。
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ベンチに座って休憩していると、いろんな鳥の声が聞こえてきます。
そういえば1ヶ月ほど前に、ナショナルジオグラフィックで「鳥のさえずりを聴くとうつや不安が軽減、健康効果の報告続々」という記事がありました。その中で研究者の方が「鳥のさえずりは世界が安全だという確かなしるし」と言っていたのが印象的でした。
自然の中で生き延びてきた私たちの祖先の記憶は、今も私たちのDNAに刻まれているのでしょう!
世界から鳥の声が消えませんようにと願うばかりです。
そうこうしていると、カラ類が元気にわちゃわちゃとやって来ました。ヤマガラ・シジュウカラ・コゲラ、少し離れてヒガラもいる。
そして、「親子連れだぁ~✨」
全体的に色の薄いヤマガラの子ども。親鳥を見つめる。
う、う、う、、、おばちゃんは嬉しいよ・・・🥹親鳥と一緒に木々を飛び回り、エサ探しをする幼鳥。枝先で何度かつんのめるように飛び出しをためらい、転ぶようにして枝に飛び移る。まだまだ危なっかしいけれど、群れの中できっとちゃんと育っていくのだろう。
親鳥も見守っている。
シジュウカラの子どもも、一生懸命!
うふふ、かわいいですね。たくましく育てー!
成鳥も幼鳥もいる賑やかなカラ類の群れを、ベンチに座って眺めているのは、最高にしあわせです。
結局、私にとっての「光の粒」はカラ類だなぁと思うのです。
カラ類は、図鑑には「冬には混群になる」とよく書かれていますが、冬以外でもだいたい緩やかに混群を形成しているので、季節を問わず仲間同士で行動している感じがします。群れになるメリットがあるのでしょうね。
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管理棟前の電線にはニュウナイスズメのメス。
何もかもに疲れたような、気だるい雰囲気を醸し出していました笑。羽繕いをやっとして、飛んでゆく。お疲れさま。
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先週の写真ですが、大平森林公園の奥の道でアナグマに出会いました。道路脇をフガフガしていて、まったく私に気付かず。
近づいて顔を上げたところでようやく人間の存在に気付き、ハッとする。
\・・・いつからいたの?/
数秒考えこんで、Uターン。
おしりを向けて、えっほえっほと去っていきました~。
アナグマは、視力は弱いようで、代わりに嗅覚と聴覚が発達しているそうです。私の歩く音もしただろうし、こちらが風上だったし、それなのに全然気付かれなくてびっくりしました!なんだか、天然ぽくて可愛らしい動物ですね。
鳥だけじゃなくて、哺乳類とか季節のお花とかに出会えるのも鳥見の楽しさです(🐻と🐗以外)。
暑くなってきます。気温を見ながら、体調に気をつけて楽しく野鳥観察しましょうね。
2025年6月30日(月) 大平森林公園 5:50-8:30
ヒヨドリ・シジュウカラ・ホオジロ・ハシブトガラス・ウグイス・サンコウチョウ・サンショウクイ・ホトトギス・キビタキ・イカル・ヤマガラ・ヒガラ・メジロ・コゲラ・ヤブサメ・クロツグミ・ニュウナイスズメ 計17種
以上です。